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Omotenaが当たり前の世界Part2〜 鴨川で見た旅行者たち〜

はい。ヒロッシーです。

前回から引き続き、『Omotenaが当たり前の世界パート2〜鴨川で見た旅行者たち〜』をお届けします。

前回の記事はこちら↓

名古屋からはじめて京都に来た主人公の『僕』。
観光客で溢れる2025年の京都で、『僕』は何を見て、何を思うのか?

それでは、お話しの続きをどうぞ!
(前回同じく100%フィクションです)

旅行者で溢れる鴨川で、「場違いな僕」が見たもの

ちらっと右を向けば、、、
幸せそうなカップル。
幸せそうなファミリー。
幸せそうな学生たち。
左を向いても、全く同じ。

橋の横では、ミュージシャンのライブもあって人、人、人。
陽気な音楽といろんな話し声、四条大橋は車で大渋滞。

外国人の旅行者も目立つなぁ。いろんな国から来てるなぁ。

、、、。

うん。
思うけど、僕、今、完全に場違いだよね(笑)
間違いない。
こんなところで一人で座っているなんて僕ぐらいだし(笑)

でも、、、
それがいいんだよなぁ!
少数派!大好きなんだよなぁ僕は!(心の中でワッハッハ!)

京都での仕事が思ったよりも早く終わって、自宅がある名古屋に帰るのが明日の夜。
それまでフリーだし、今からおもっきりゆっくりするか!

それにしても、、、さ。
ちょっとこれ、いくらなんでも賑わい過ぎてない?(笑)
異常なぐらい人がいるよね(笑)

街自体がフェス化してる感じだね。
これで、また混雑して乗れないバスがまた増えて、、、
えーとそう「観光公害」だったっけ?
この勢いだと、明日にも「観光公害非常事態宣言」とか出そうな勢いだなぁ。

カップル(女性)「ねーねー、次行くところまた聞いてみようよ〜」

すぐ横のカップルの声が丸聞こえだ。
人二人分ぐらい離れて座っているから、まあまあ近い。
喧騒の中でも会話の内容は良く聞こえる。

しかし、旅行者だと思うけど、「次行くところを聞いてみる?」って行き場所ぐらい自分たちで探せよ。ほんと。
誰かに聞いてみないと行き先も決めれないのか。

カップル(男性)「わかったよ。今からアプリでリクエスト送るし。で、どこでお昼食べたい?京都らしさがあってオシャレな雰囲気で地元の隠れ家的なお店がいいって言ってたよね?」

カップル(女性)「うんうん!」

カップル(男性)「お店探し出したら余計に迷って時間かかるしね。これは詳しい人が教えてくれるから。今から祇園あたりのお店でリクエスト出してみるし、その間この辺でブラブラしよっか!」

カップル(女性)「うん!八坂神社も見に行きたいし、そこで適当に待ってたら連絡返ってくるんじゃない?前もすぐに連絡返ってきたし!」

若い男性はスマホに何やら打ち込んでいる。

カップル(男性)「よし!いくか〜!」
そして、そのまま腕を組み鴨川をあとにした。

この一部始終を見て、「いいなぁ、幸せだなぁ。」とか僕は決して思わない。
なぜかって?
それは今、僕もとっても幸せだからね。
春、鴨川でコーヒー飲んでる時間。
これが僕にとって最高に幸せなんだから!

それよりも、、、

今はそんなアプリあるんだな。
オススメ場所を聞けば、誰かが教えてくれるんだ。

僕はこの思いのほうが強かった。

なんのアプリなんだろう。。。

でも、さっきのカップルが言ってたこと。確かに、そうだなぁ。

カップル(男性)「お店探し出したら余計に迷って時間かかるしね。これは詳しい人が教えてくれるから。今から祇園あたりのお店でリクエスト出してみるし、その間この辺でブラブラしよっか!」

うんうん。旅行中に自分たちで行き先を探せば、余計に時間がかかったりするしなぁ。

僕は新婚旅行でハワイに行った時を思い出した。
あの時、ランチの場所は決めてなくて、どこに行くか自分たちで決めようってなって、妻と意見が合わなくなって旅行先で少し揉めたような。。。

で、調べるのに時間もかかってしまって、結局、みんなが観光でよく行くような場所になってしまって。

まぁそれはそれで美味しかったんだけどね。
でも、せっかくハワイに来たんだし、あの時、もっとレアな場所に行きたかった気持ちもあったなぁ。

ファミリーのママ「パパ!次の場所行こうよ!このアプリの人、絶対京都に詳しいし、行く場所全部今のところバッチリじゃん!」

このファミリーも関西弁じゃないし旅行者かな。
パパママは僕のすぐ横で鴨川沿いに座りながら、スマホを除いていた。
小さな子どもがはしゃいでいて、本当に微笑ましい。

ファミリーのパパ「そうだねー!とりあえず、さっきランチの場所聞いたけど、それ以外にオススメのスイーツのお店も教えてくれたからね。今からそこへはどうかな?」

子ども「行く行く〜!!パパ甘いものに目がないもんねー!」

パパ「言ったな〜!そういうミオも大好きな癖に!」

ママ「そんな私も甘いもの大好きー!」

ファミリー全員「じゃそろそろ行くかー!」

、、、。

どんだけ幸せそうよ!!

とツッコミを入れたくなるぐらいの会話。
ファミリーたちはまるでドラマに出てきそうな勢いで、楽しそうにそのまま立ち去って行った。

あのファミリーもどう見ても旅行者だけど、行く場所は自分たちで調べずに、誰かに聞くってことか。

ん〜なんのアプリだろ?
ちょっと気になってきたなぁ

そしてすぐさま、その空いた場所に外国人観光客のファミリーが座り出した。

外国人ファミリー(ママ)「Phew...I'm tired of walking. Well〜Where are we going to eat tonight?」(ふぅ歩き疲れた〜、えーと今晩どこで食べるの?)

外国人旅行者も本当に増えたもんな。
どこから来たんだろ?アメリカ?いやイギリスかな?
(僕はまぁまぁ英語できるからね)

外国人ファミリー(ママ)「Why don't we take suggestions from different people next time?」(次は違う人の提案を受けてみない?)

外国人ファミリー(パパ)「 Okay, okay!.  I'll ask around on "Omotena".」(了解! オモテナで聞いてみるよ)

ん?提案を受ける?
今、「何」かで聞くって言ったっけ。
最後のほうがうまく聞き取れなかったなぁ。

僕は気になって気になって仕方がなかった。
この外国人グループもさっきの日本人旅行者と同じアプリを使っているんだ。
何かのアプリで行き先を聞くんだなきっと。

何だろう、、、

うん、気になる!
ここは、おもいきって聞いてみよう!

「Hello, May I have a moment of your time? Are you travelers?」(こんにちは、少しお時間よろしいですか?皆さんは旅行者ですか?)

外国人ファミリー(パパ)「Yes, we are. I didn't expect Kyoto to be so crowded, though.」(そうだよ、京都がこんなに人が多いとは思ってなかったけどね)

「You were just asking someone where to go, weren't you? What was it you were asking?」(今、誰かに行き先を聞いていましたよね?それは何に聞いていたのですか?)

外国人ファミリー(パパ)「Yes. You mean this one.」(ああ、これのことだな)

そういった外国人は僕にスマホの画面を見せてきた。

外国人ファミリー(パパ)「This app called ”Omotena”.  This app“Omotena” can get information about places you want to go from the locals.」(Omotenaというアプリで、地元の人が行きたい場所を詳しく教えてくれるんだよ。)

「Wow!,  I didn't know there was such a thing. I didn't know that.」(へー!そんなのあるんですね。知らなかったです。)
「Thanks for letting me know.  Have a good trip!.」(教えてくれてありがとう。良い旅を!)

ははーん。そういうことか。
アプリで聞いたら、行き先をアドバイスしてくれるんだな。

確か「オモテナ」って言ってたなぁ。

せっかく名古屋からはじめて京都に来たし。
今日はこれから特に何にも無いし、明日帰るだけだし。
おーし!このOmotenaを使って旅先を探してみるかー!!

はい!2025年の京都。Omotenaが広まっている世界。今日のお話はここまでとなります。
さて、旅行者たちがみんな使っていたOmotena。
「僕」は興味を持ちこれからこのOmotenaを利用していきますが、、、

次回はOmotenaの使い方もよく理解できる内容になっていますので、ぜひお見逃しなく!

それでは!今日もお読みいただきありがとうございました!

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