主治医との付き合い方
私は精神科ナースをやっていたもので
医師の役割は重々承知しております。
医師はカウンセラーではないので、話を聞く係ではないというか、あくまで治療をする役割を担ってくれているという認識でございます。
話を聞くのは治療をするためだと思います。
治療とは主に薬を処方することなのかなと思っていますね。
(医師の方、違ったらごめんなさいw)
なるべく無駄を省いて、医師が薬の処方に際して必要なことをまとめて伝えるということ。
・睡眠状況
・食事摂取状況
・意欲について
・薬についての困りごと
これしか伝えていませんでした。
食べてます、寝てます、意欲はまだ・・・、薬の副作用は今はないです。
これで終わる。
意欲がない、意欲がでないってどうやって判断すればいいの?
調子がいいって何をもって判断すればいいの?
調子が悪いとは、どういう状態をさすの?
これらのことが全く分からなかったので
いつも受診の前には、言うことを決めていってました。
「今日はまぁまぁモード」
「今日は調子微妙モード」
みたいにして。どうやって医師は私にもよくわからないものを分かりえるのか?とかよく考えておりました。
意欲がないのが続くと薬を増やそうってなります。
眠れないと薬を増やそうってなります。
薬が増えるとかなりショックでした。
なんでか分からないけど
「あぁ自分はだめなんだなぁ」と思い、余計に落ち込んでいたような気がします。
でも、今思うと
全然主治医に心を開かず、いわばビジネス的な関係だったので自分の思うような治療が進むはずがないんですよね。自分の薬に対する思い、要は「基本的にはあんまり飲みたくない」という意志や考えは、最初にはっきり伝えておく必要がありましたね、、、
ただ、最初はそれどころではないくらいしんどかったので、いつ言えばいいのか問題が発生しますね。
一度出された薬で、副作用が酷いものがありました。起きていられない程の鎮静のかかり具合・・・
なんでこんな薬を処方したんだ!
と腹が立って(正直)、すべてのお薬に嫌気がさしてやめてしまいました。
2~3カ月して調子が悪くなって再度受診。
きまづくて仕方がなかったけど、藁をもすがる思いで受診しました(なんて都合がいいのでしょうw)
その時、初めて主治医に言いました。
「あの薬の副作用が嫌で嫌で仕方なくて、全部の薬が嫌になってやめてしまいました。ごめんなさい」と。
主治医に呆れられてしまう、怒られてしまうのでは?とビビッていましたが、「そんな辛い薬を出してしまってごめんね」という言葉が帰ってきました。
ちょっとびっくりしましたが、なんとなく心を開いてみてもいいかもしれないと少し思いました。
皆さんは主治医との関係はどうですか?
自分の思いは伝えられていますか?
私はそのあとも、結局忙しそうだし・・・と思うと、なるべく何も話さないようにしようという心理が働いていますが、最初よりは思ったことは伝えられるようになったかな?と思います。
読んでいただきありがとうございました。