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サステナブルファッション:過剰生産や原材料ロスを減らすためのシステムづくり

はじめに

オムニス の 上條です!

オムニスは、ファッションをデジタル化して、サスティナブルな仕組みをつくることをテーマにしたファッションテック企業です。

今日は過剰生産や原材料ロスを減らすために、オムニスが取り組んでいる仕組みやシステムについてお話したいと思います

SUSTINABLE FAHIONってなに?

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サステナブルファッション:衣服の生産から着用、廃棄に至るプロセスにおいて将来にわたり持続可能であることを目指し、生態系を含む地球環境や関わる人・社会に配慮した取り組みのことを言います。出典: 環境省ホームページ_サステナブルファッション

ファッション産業は、製造にかかるエネルギー使用量やライフサイクルの短さなどから環境負荷が非常に大きい産業と指摘されており、国際的な課題となっています。

そういった課題を解決するために、ファッション企業各社はいろんな取り組みを始めていて、adidasでは”2024年までにポリエステルを100%リサイクル素材に移行する”、GUCCIでは”2025年までに原材料のトレーサビリティを100%にする”などの目標を掲げています。

サステナブルファッションを実現するためにオムニスでは、デマンドチェーンを転換して、必要なときに必要なだけ必要なお客様に提供するマスカスタマイゼーションのためのシステム開発に取り組んでいます。

マスカスタマイゼーションって何?

これまでのアパレルはシーズンごとにトレンドの商品を企画して、大量生産、大量販売、大量消費、大量ロスを生み出すという仕組みでした。マスカスタマイゼーションは、お客様が購入したあと原材料を発注し、縫製、発送の仕組みを取るため、無駄な生産や廃棄が起きないという考え方です。

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産業革命以前のアパレルはオーダーメイドが基本だったので、その原点に立ち返るとも言えますが、現代においては 昔どこの街でもあったような街角のテーラーや家庭内で縫製する技術や仕組みはありません。そのため、現代の産業の仕組みに合わせた仕組みを構築し、オンラインでの注文、生地メーカーや縫製工場等をつなぐシステムが必要になります。

マスカスタマイゼーションのためのシステムってどんなもの?

オムニスで開発・提供している生産管理システムのAssemble は、オンラインでお客様の注文を受けると、原材料メーカーで生地を生産し、その生地を工場に届け、縫製して製品を完成、工場からそのままお客様にお届けするまでをワンストップで管理するシステムです。

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工場が使用する管理画面からは、どんなデザインやサイズの注文なのかや、各製品が現在どの工程で生産されているかをリアルタイムでチェックすることできます。また出荷に必要な配送会社との連携はもちろん、海外出荷への発送に必要なインボイスの発行等も行うことができます。

このようなシステムを通じて、必要なときに必要なだけ必要なお客様に提供するマスカスタマイゼーションを実現しています。

サスティナブルファッションを実現するために、こんな仕組みがあったらいいな!そんなことを考えてオムニスではシステムづくりをしています。

みなさんが今 着ている お洋服は、どんな風に作られているか知っていますか?

この記事で少しでも ”私たちの衣服の作られている背景” にご興味持っていただけたら嬉しいです。

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