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僕が読んだ本の概要・要約・感想をまとめたノートをまとめたマガジンです。
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#経済学

『お金2.0』の要約

『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』(佐藤航陽、幻冬舎)の比較的良い要約。ビジネスに関心がある人におすすめ。 お金の正体現実は、お金・感情・テクノロジーの3つのベクトルから成り立っており、どんな組織やサービスもこの3つがなければ成功しない。お金が普及し始めたのはたった300年ほど前である。当初は交換のツールの役割しかなかったが、資本主義が発達するにつれてお金はお金を生み出すものとして捉えられるようになった(手段の目的化)。現在の中央銀行が通貨をコントロールする仕組みは

『多数決を疑う』要点整理 多数決より良い方法とは?

『多数決を疑う』(坂井豊貴)の要点を書きだしました。主に第1章、第2章、第4章を中心に、どの集約ルールが優れているのかをまとめます。 多数決には欠陥がある  多数決は有権者の意思を正しく反映すると思われがちだが、実は全くそんなことはない。選択肢が2つの場合は問題なく機能するが、3つ以上になると票割れの問題が発生してしまう。たとえば、選挙でAとBが立候補しており、それぞれの得票率は60%と40%だとする。この時点で選挙を行えばAの勝利である。しかし、そこに新たな候補者Cが立候

『ゲーム理論はアート』概要と感想

『ゲーム理論はアート』(松島斉、日本評論社)の概要と感想です。 概要東京大学経済学研究科教授によるゲーム理論の入門書。基本的にゲーム理論を全く知らない人でも読めるように書かれている。難しい数式は出てこない。入門書なので基礎的なゲームについての解説と身近な事例が紹介されているのはもちろんだが、一般的なゲーム理論入門書と違い、「経済学とは何か?」「学問とは何か?」というところまで深堀りして書かれている。さらに、いわゆる経済学的な「合理的な経済主体」から一歩踏み込んで心理的ゲーム