うまレシピ🍴チリ・ビーンズ🍴
アメリカでは日常的に食卓に並ぶメキシカン料理があります。
チリ・ビーンズはメキシカンかと思いきや、どうやらテキサス州の郷土料理の様です。
イメージは辛味の濃厚スープ
無水鍋や調理機能のある炊飯器であれば、全ての材料を入れて混ぜ、スイッチを押すだけでも出来るでしょう。
【ステップ❶】順次鍋に投入して炒める。
油(オリーブオイル大さじ1)を低温で加熱。
玉ねぎ(1個)みじん切り・ニンニク(2片)を半切りし、キャラメリゼ。
牛ひき肉(約450g)。
【ステップ❷】スパイスを加えて混ぜる。
砂糖(大さじ2)
チリ・パウダー(大さじ21/2)
クミン・パウダー(大さじ2)
塩(好みの量)
胡椒(小さじ1/2)
カイエン・ペッパー(小さじ1/4)
【ステップ❸】最後に投入し、20〜30分加熱する。
カット・トマト(1缶)
レッド・キドニー・ビーンズ(1缶)
牛ブイヨン(11/2カップ)
酢(好みで少々)
【ステップ❹】火を止めてから5〜10分ほど休ませる。
【トッピング】好みで加減。
チーズ
サワークリーム
万能ネギ(みじん切り)
アボカド(角切り)
クルトン
以上。
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好みでアレンジ
ここからは、手順に追って詳細とアレンジを掲載していきます。
基本のスパイスと分量の割合が分かれば、材料の量は好みで試すことができます。
【ステップ❶】
野菜と挽肉を炒める。
油
オリーブ油とは別に、色んな油で試しながらコク味の違いを味わえます。
バターはコク味が増します。アボカド油はあっさりします。
ニンニク・玉ねぎ
私はニンニクがあまり好みでは無いのですが、良い味を出してくれる事には変わりないので、ザックリとした味のイメージで半切りにして加えています。
ニンニクをみじん切りにして低温でカリッと軽い焦げ目が出来る程度に炒めると、ニンニクの臭みが消えつつ味を残すとイタリアンのシェフから教えて頂いたのを覚えています。
上記にみじん切りの玉ねぎを投入しキャラメリゼにするのも料理の基本として使うテクニックです。
牛挽肉
挽肉はそぼろの様に炒めながら細かくする場合と、荒く炒めて固形を残す場合とあります。
固形を残す場合は、炒める前に塩胡椒で下味をつけておくのも良いでしょう。
🌶 ステップ1補足 🌶
野菜たっぷり
冒頭に示したのは基本のレシピとなりますが、色んな野菜を食べたいので、気分と味や組み合わせのイメージで冷蔵庫に有る野菜を加えています。
どんな野菜を入れるかによっても風味が変わってきますから、頻繁に作ってもマンネリ化を避けられますし、余ったら翌日は違う野菜を加えてみるなどの工夫もできます。
トッピングを変えてみたり、一緒に食べる添え物を変えてみるのもアレンジ次第です。
加熱の順は肉が先か?野菜が先か?
ズボラな私は、これも気分で決めています。
野菜がしんなりと溶けるくらいにしたい時は、野菜を先に良く炒めてから肉を投入しています。先に炒めるので野菜の旨味がそのものに内包されるので、素材の旨味も味わい深くなります。
逆に、野菜の歯ごたえを味わいたい時は切り方を大きめにして、肉を先に投入しています。全体的に交わった風味になる印象です。
野菜によっても加熱具合の加減が異なりますから、その辺も家庭の味としてオリジナリティーを出す腕の振るいどころです。
基本的に食事は良く噛みたい訳ですが、体調によってスープの様に飲みたい時と、良く噛みたい時(顔面筋は顔の表情を司っているので、美しくありたいのであれば、咀嚼は運動だと思うのも効果的です)と、加減の指針は様々です。
加える野菜は、根菜類、瓜科、茄子科、豆科など季節に寄って変えるのも楽しみの一つです。
キノコ類・人参・牛蒡・ビーツ・カボチャ・ピーマン・パプリカ・インゲン・ズッキーニ、、、色々ありますね。
鍋に投入しなくても、蒸し野菜・茹で野菜・焼き野菜として添えるのもお勧めです。
【ステップ❷】
肉と野菜に火が通ったら、スパイスを加えて味をなじませるイメージです。
砂糖
先ず砂糖を加えることで、野菜と肉に甘みを蓄えることができます。
砂糖を蜂蜜などの違う甘味に置き換えるのも加減のテクニックです。
素材の性質を味覚と経験から分析しつつ、日頃の状態(コンディション)に合わせて選ぶのも、台所という家庭の医務室を司る題材となります。
チリ・パウダー&カイエン・ペッパー
チリ・ビーンズは辛味の1品です。
チリ・パウダーとカイエン・ペッパーの量次第で辛味の加減をします。
チリ・パウダーはブレンドスパイスに対して、カイエン・ペッパーは一味唐辛子粉と認識して良いでしょう。
🌶🌶🌶
チリ・パウダーのブレンド一例を下記に示します。
パプリカ・パウダー(大さじ2)
オレガノ(小さじ2)
クミン・パウダー(小さじ1 1/4)
ガーリック・パウダー(小さじ1 1/4)
カイエン・ペッパー(小さじ1 1/4)
チリパウダーを購入するか、スパイスで自家製ブレンドを作るかは、料理の頻度に寄ります。
ブレンドされたスパイスは炒め物などにも使い勝手が良いです。商品によってブレンドの具合も違うので、そんな違いを味わうのも楽しみの一つとなります。
お気に入りの配合が見つかるまで、試してみましょう。
クミン
クミンは「馬芹(バキン)」という生薬名もあり、古代エジプト時代から重宝されているスパイスの一つです。
味に慣れたら、ちょっとしたアクセントとしても使えるので、日常的に食すことができて便利です。
何事も習慣化。料理・食事は日常という生きる環境を整える材料です。
塩&胡椒
料理は塩加減で味わいが左右します。
塩は1種類に限らず複数の種類を使うことでも風味が変わります。種類を増やし量を減らす事でも塩分の加減ができます。
塩胡椒さえあれば基本的な味付けはできますから、胡椒は香辛料の王様だと感じています!
香辛料は鮮度の良いほど風味も強いですから、加減もお好みで。
香辛料を日常的に使う事で、味覚に加え嗅覚も刺激され、感性磨きにもなります。
🌶 ステップ2補足 🌶
スパイスやハーブ(パプリカ・オレガノ・クミン・唐辛子)を育てて、自家製の香辛料を作るのも楽しみの一つとなります。
【ステップ❸】
最後に投入し、20〜30分加熱する。
加熱時間が長いほど素材の組織が砕けていきます。酢を加える事でも砕けやすくなります。
私はバルサミコ酢を加える事でコクを出す事もあります。
カット・トマト(1缶)
トマト・ピューレー缶、カット・トマト缶、ホール・トマト缶と形状の違いで食感が変わってきます。
トマト缶は安売りの時にまとめ買いしているので、在庫の有るものを使っています。
夏であれば生トマトを使うのも良いでしょう。
牛ブイヨン(11/2カップ)
ブイヨンに関しては、台所事情に合わせてアレンジしてみるのも楽しみです。
固形ブイヨンなど市販物は、メーカー毎に風味が違うので、お気に入りやバラエティーを増やすのに、色々と試してみるのもいいでしょう。溶かす時の水加減で塩加減も考慮します。
🐮 🐔
我家では、チキン・スープ(鶏がら出汁)を大鍋で作り、冷凍常備しているので、牛ブイヨンの代わりに、チキン・スープを冷凍庫からそのまま鍋に投入してしまいます。解凍して入れる場合は時間を見計らい予め冷凍庫から出して置きますが、凍ったまま取り出す方が油分も固まったままで出しやすく、プラスティック容器を洗うにも油分のベタつきが軽減されて楽なのです。別鍋で解凍するには光熱費も洗い物も増えます。
レッド・キドニー・ビーンズ(1缶)
他の色の豆を加えると、色合いも楽しめます。
乾燥豆を自宅で茹でる場合は、一晩(8時間程)水に漬けて置いてから茹でると良いでしょう。漬け水・茹で水ともに分量を気にせずとも、適当で出来ます。あえて言うなら、豆の2倍以上の水を加えると言った具合です。茹で時間は豆の硬さの好みにもよりますが、芯が無くなる程度を目明日に摘んでみると良いでしょう。
大量に茹で、小分けして冷凍して置くのも便利です。1回分毎の使用量は家庭によって違います。
【ステップ❹】火を止めてから5〜10分ほど休ませる。
料理が終わり火を消してから「Let them relax for while(しばらくリラックスさせよう)」と夫は言います。
調理し盛り付けられるまでの過程で、氣の使い方も然り、空腹は最高の調味料ですから、焦らずに間を楽しみます。
その間に台所の片付けをある程度済ませてしまえば、食後にのんびりできるわけです。
最後に
チリ・ビーンズとチリ・コン・カルネは兄弟的な存在のレシピです。
その名の通り、chili beans は英語、chili con carne はスペイン語で、テキサス州は元メキシコ領土だった経緯もあり、文化や気候も入り混じった傾向が見られます。
テキサス州はカウボーイの州であり牛肉の酪農産地でもあるからに、牛肉を使った郷土料理としても経緯を感じられます。
テキサス州を観光される際・テキサス出身の方に出会ったら、ぜひ本場のチリビーンズを教えて頂きたいですね。
「食べるために生きるのではなく生きるために食べよ」
〜バガバットギータより
皆さんが健やかに幸せに平和に過ごせますように。
LOVE
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