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毒を吐く

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短い独白を集めたものです。本音も、願望も、皮肉も、正直に書いています。
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記事一覧

毒を吐く その30 ベル型とロングテール型、どちらがお好き?

統計学は、生物を学ぶ上で必須な学問なので、生物屋は義務教育以外でも、好き嫌いに関わらず、…

毒を吐く その29 「余」

退職するまで「余」の字には、いいイメージが無かった。 留学する前までは、割合横並びな道を…

毒を吐く その28 ヒトはストーリーを求める

SNSのXから、離れて数日。毎日必ず数時間を費やした習慣が無くなったので、明らかに自分でもの…

毒を吐く その27 Xをやめた最初の日

今日深夜午前零時を過ぎて、予告した翌日となったので、Xのアカウントを削除しました。 前回の…

毒を吐く その26 Xをやめる

当時Twitterと称したSNSを2021年5月に始めました。退職して時間があるし、コロナ禍で、独りで…

毒を吐く その25 供述調書

目の隅で、右上方に火花を感知し、同時にバリバリとジジジジとの間に聞こえるような異音がした…

毒を吐く その24 いわゆる進学校のカルチャーショック

幼児教育を受けず(保育所も幼稚園も行ってない、当時ですら、小1のクラスでは他にそのような子供はいなかった、小学校入学当時は予備知識が無さ過ぎて、苦労した、野生児みたいなもんである)、公立の地区の小中学校に行ったあと、地区の所謂進学校とされる公立の高校に普通入試で入学した。 比較的人口密度の高い地区で、その上学区がとても広かったので、広範囲の多数の中学校の卒業生が集まる高校であった。 例えば、学校では雲一つなく晴れているのに、長靴で登校する生徒がいて、聞いてみると自宅では積雪

毒を吐く その23 Grokに尋ねる

わたしは、自分が歩いた道すがらに見つけた植物の花の写真と、noteで書いた文章の紹介の二本立…

毒を吐く その22 Volker Pispers

Volker Pispers氏はフォルカー・ピスパー氏と読む。ドイツ語のVはFと同じような発音になるから…

毒を吐く その21 自由とは厳しいものだ

どこにでもある普通の公立中学を卒業し、入試を経て、公立高校に入学した。その高校には、通学…

毒を吐く その20 生まれて初めての零点

生まれて初めて、試験で零点をとったのは、確か小学校5年生。 あまりのショックに、科目、テ…

毒を吐く その19 ボクシング

職業人としてドイツで働いて、色々なことが重なり、精神的に落ち込んでいた時期があった。 素…

毒を吐く その18 都心のカワセミ

(最初から言い訳。上の写真は、自分が住んでいる地方で写したカワセミのたった2枚のうちの1…

毒を吐く その17 恥をかくか、馬鹿をやるか

ある日、買い物にスーパーマーケットに行き、支払いを済ませたら、出口付近で、酢漬け生姜メーカーのピンク色の着ぐるみと、お菓子メーカーの黄色の着ぐるみがコラボします!というアナウンス(ちゃんと固有名詞で)があった。販促である。 当然、親子連れの買い物客がターゲットで、着ぐるみ二体の間に子供が立ち、親が携帯写真を撮れる企画である。子供さんはそのお菓子を欲しがるだろうし、親世代には酢漬け生姜の生産者名が記憶に残るだろう。 始まったばかりで、酢漬け生姜メーカーの担当者が、着ぐるみ二体が