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明日はキカイダーの記念日なのです

これから転機する記事は「特撮ヒーローの常識・70年代篇」から抜粋したものです。


日本の特撮映画やドラマは、数十年前から海外で大きな評価を得ています。

しかし、スーパー戦隊シリーズの海外仕様作品である「パワーレンジャー」や「仮面ライダー龍騎」の海外版である「仮面ライダードラゴンナイト」など、ほとんどの作品が、特撮部分のみ本編を使用して、人間パート部分はアメリカの俳優によって演じられています。

でも、今から30年以上前、日本で放映された特撮のオリジナル作品が海を渡って、メガヒットを飛ばしたことがあったのです。その特撮ドラマが「人造人間キカイダー」でした。

「キカイダー」は1972年に日本で放映され、翌73年に、アメリカのハワイ州で、英語の字幕がついた「キカイダー」が放送されました。

当時、海外ドラマは吹替えが普通でしたが、字幕で放映されたにもかかわらず、「キカイダー」は、一瞬でハワイの人々のハートを射止めました。

ハワイでは「キカイダー」以外にもたくさんの特撮作品が放映されていたなかで「キカイダー」は別格の評価を受けるにいたりました。

単にヒット作品というよりも、文化的名作として、あるいは教育的ドラマとして、続編である「キカイダー01」とともに、現在まで他に比類のない評価が続いているのです。


まず、ジローを演じた俳優の「伴大介」さんは、ハワイにおいて名誉市民に認定されています。


その最大の理由は、「キカイダー」を見て育った子供たちが、道徳的に成長したことへの評価のようです。
「良心回路」による葛藤という今までにない苦悩するヒーロー像が、人としていきることの大変さを教えてくれたということです。


日本の特撮番組が、教育的見地で評価されたという例は、国内でもほとんどありません。


さらに、放映から30年を経て、02年4月12日に、ハワイ州知事カエタノ氏によって、4月12日が「ジェネレーション・キカイダー・デイ」に制定されました。

さらに放映後35年の07年5月19日には、マウイ市長によって、「キカイダー・ブラザーズ・デイ」も制定されました。


自治体の責任者が、他国で製作された特撮作品の記念日まで制定した例は、おそらく世界で初めてでしょう。

その後、「キカイダー」は吹替え版がされ、現在でもその人気は衰えを知らず、繰り返し再放送されては、新しい世代の子どもたちに、人として大切なことを教えているのです。

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ブルーライト浴びすぎてないですか? ファミコン1日1時間、パソコン1日好きなだけといいます。 そんなに書けないけど・・・また読んでください。