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長編小説:電動力応用機械器具屋内用電動式電気乗物

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長編小説:電動力応用機械器具屋内用電動式電気乗物の話をまとめています
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2024年6月の記事一覧

長編小説②:捜査開始

かっくらいこんだ豚丼を吐きもどしている。  細くきられたタマネギ。胃液をまぶされた豚肉。…

おったろう
5か月前
3

長編小説④:容疑者は幻のごとく

アゴを手でさする。  人差し指の柔らかい皮膚にくいこむような硬いヒゲのそりのこしがあった…

おったろう
5か月前
2

長編小説⑥:持久力から生まれた不屈の精神

あと1時間たてば、カーテンをしめていない窓から太陽光がさしこんでくる。 かけ布団をめくって…

おったろう
5か月前
1

長編小説⑧:凶器はスタンガン

神具を信頼している。  けれども、神具の威力はいかほどなのか。  まずは、それを確認するた…

おったろう
5か月前
1

長編小説⑨:胸に腕時計

おれは、子どもの遊具で頭を砕かれて殺されちまう。 やったらめったら長い名前の遊具で殺され…

おったろう
5か月前
1

長編小説⑩:一日二件

政治家の息子が殺されてからは、ずっと署に寝泊まりしていた。 革靴の底を3㎝をへらし、署の…

おったろう
5か月前
4

長編小説⑪:強敵との対決

スタンガンは想像よりもすばらしいものだった。 1日で二人の標的を浄化できるとはおもわなかった。 スタンガンと記者の存在を教えてくれた神に感謝を。 つぎに断罪すべき罪びとたちは、チビとデブとハゲだ。 暴走族あがりだが、暴力団ではない三人。 暴力団の枠にいれられていないので、警察も三人を逮捕できていない。 犯罪に片足をつっこみながら、何人もの女性を泣かし、ソープに沈め、薬をうち廃人にしてきたチビとデブとハゲを浄化せねばならない。 三人の手口はわかっている。 女性を暴行し写真を撮

長編小説⑫:I字カミソリは危険

街が静かになった。  いや、半分の人間が静かになり、のこり半分の人間は活き活きと活動して…

おったろう
5か月前
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