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町の中にあるセーファースペース
出張先に少し早めに入って、ランチを食べに行った。SNSで見かけて気になっていたところで、大通りに面した建物の2階だった。
階段を上がりガラス扉を開ける前に、店の入り口にプログレスプライドフラッグがあるのが見えた。
ランチメニューはメインが唐揚げで、大豆ミートが選べたのでそれで注文すると、ビーガン対応にするか確認してくれた。
その日つけていたスイカ🍉のイヤリングを、お店の人が「素敵ですね」と褒め
じっくりみんなで読む
ある読書会に初めて参加してみた。別の場で出会った人に、声を掛けてもらったのがきっかけだった。
ひとりの人をテーマにした会であることは聞いていて、その人が書いた課題図書を事前に読んでくることが望ましいとのことだった。図書館で借りて読んでいったものの、どんな人がいるのかとか、どんな雰囲気かとかは未知数で少し緊張していた。
同じ本ですでに数回読書会をやったわりには、あまり進んでいないな...?と思って
(異)性愛規範の社会で生きている
先日歌番組で、彼氏/彼女に歌ってほしい曲の街頭インタビューを放映していた。たまたま一緒に観ていた親に、「彼氏に歌ってほしい曲はって聞かれても答えられないね」と言われたので、「私を異性愛者だって決めつけないでって答える」と言ったら笑っていた。
これまでにパートナーがいたことがあるというのは知ってるし、きっと私がアセクシュアルという可能性は考えていないんだろうなと思った。そういえば以前母に「(結婚す
Aro/Aceの本を読むのがこわい
先日図書館で、『いちばんやさしいアロマンティックやアセクシュアルのこと』を見かけて、手に取った。4名の著者のうち、三宅さんや中村さんの講演は聞いたことがあり、きっと読んでも傷つくことはないだろうなという安心感(信頼感)はある。前から気になっていた本だった。
あ、見つけたと思って開いてみたものの、最初の方の数ページをパラパラと見て、なぜか中身を読むことができなかった。じっくり読んでみることにこわさ
「ボーイッシュ」以上にはなれない
先週の続きで、美容室に行った時、私は今までで一番髪を短くした。今年の春、今までで最短にした時よりもさらに短く。
すると美容師さんから、「どんどんボーイッシュになっていきますね」と言われた。私はどこまでいっても女なんだなと思った。
美容室で置かれる雑誌
先日美容室に行った時、私の目の前に置かれた雑誌は
・Hanako(旅や街めぐりがテーマ) 2冊
・町のパン屋さん特集 1冊
だった。今まで置かれたなかで、一番平均点が高く、標準偏差が小さかった気がする。
アシスタントの方が持ってきてくれたのだが、主に私の見た目(カルテを見ることもあるだろうけど)で選んだと思われる。
これまでは、女性向けファッション雑誌と呼ばれるようなものが多かった。それぞれの
セックスのないパートナーシップは不完全?
先日友人と話していて、気がついたことがあった。大学時代に付き合っていたXには他の人とセックスしていいよと言っていたが、その後付き合ったYには多分、そのように言ったことはなかったか少なかったということだ。
Xに対しては、セックスの相手というか、性欲を満たす相手?を、私だけに求められることにしんどさを感じていた。
Xは「好きな相手だからセックスしたいと思うのであって、他の人としたいとは思わない」と言
「正しくない」人としての私
少子化は問題だ、その対策として結婚する人を増やそう
という力が働いている。
個人のパートナーシップのあり方や、子どもを育てるか/産むか、それは何人かといったことに、国などの権力が介入してはならない。
もし仮に、少子化は問題だと考えているならば(誰にとっての問題?)、その人口比率でも耐えうる制度をつくるとか、「正しい家族」の規範をかたちづくる法制度を変えるとか、個人の選択や身体に介入する前にやるこ
私にとっての非婚とアセクシュアル(と、ジェンダー・アイデンティティ)の現在地
私はアセクシュアルと自認しているが、それはここ1年くらいのこと。その前から、自分はアローセクシュアルだと思っていたときから反婚で、非婚で生きると決めていた。
婚姻の平等が達成しても、別姓での婚姻が実現しても、少なくとも戸籍制度と切り離せない日本の制度の中で結婚はしない。その延長線上と私は考えているので、いわゆる事実婚もしない。そう決めていた。(この選択は私が持つ特権性がなければできない選択だと思
アセクシュアルを自認するまで(4)
(3)で書いた人とは別れることになって、その後でまたもう一人私を好きと言ってくれる人がいた。
私は誰とも結婚するつもりがないことや、セックスは苦手であることを伝えた上で、付き合うことになった。この時もまだ私は、セックスが「苦手」であることについて自分が変われるかもしれないという希望?を持っていたと思うし、相手もきっとそうだったのだと思う。
当時私は自分のことを、アセクシュアルっぽさがあるヘテロだ
2017年のニューヨークで
初めての1人海外旅行は、アメリカのニューヨークだった。なんとなく、その時影響を受けたり好きだったりしたアーティストなどが、ニューヨークで人生の転機があった語っていることが多くて、いつか行ってみたい!と心惹かれたからだった(ミーハー心で)。
行ったのは2017年で、自由の女神は見なかったけれど、有名な観光地はだいたいまわった。5番街で道の両サイドに国旗がずらっと並ぶ景色を目の前にして、ドラマみたい