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転職回数が多いことは不利か?

今日、ひさびさに転職回数が多いことに対するデメリット、罪悪感、のような気持ちを感じてしまい、その気持ちをどのように整理したかを記録しておこうと思う。

私は今年31歳。理系の四年生大学を22歳で卒業し、それから

➀化学メーカー/品質保証、開発
➁食品メーカー/商品開発
➂SES企業(IT)/システムエンジニア,SQLエンジニア
④ベンチャー企業/マーケティング,EC販売

で4社を経験しました。
現在は独立して個人事業主となり、才能分析コーチング/コンサルティングをしています。

現代日本社会においては、年齢に対して転職回数は多い方、という立ち位置になると思います。

私は、
『転職回数が多いこと、それ自体は不利にならない』
と考えています。

人により、様々な事情があると思います。
体調不良やご家族のこと、会社の経営不振、環境があわなかった、新しくご縁があった…など。

それらを自分で把握して、深く理解して、その上でこれから何を重視してどのように進んでいくのか?を説明できれば、信頼を得られるし、むしろ経験してきたことを活かせるはずです。

かくいう私は、転職活動の度に自己分析をしてきたし、独立する前後、その後もひたすら自分の生き方やこれまでについて振り返り「あの時、こういうことがひっかかってしんどかったんだ」というのを度々再発見しています。


転職した理由&次に求めたこと

カンタンに列挙すると…


➀化学メーカー/品質保証、開発

・社風が前時代的で、仕事とプライベートの境界をつけずらい面があり、本来ならば業務にあたることをプライベートの時間に行わなければならず、気が休まらなかった。
・村社会的でどこかに属さなければいけないような空気感があった。
・実際に勤めてみて、上長・先輩の中で、働き方や人柄も含めてこういう人になりたい、という人がいなかった。

他にもたくさんありつつ…商品は好きだったし、事業としても発展していく可能性を感じたけれど、複数要素が重なり限界を感じてしまいました。

【次に求めたこと】
▷プライベートと仕事のバランスを大事にしたい
▷身を粉にして働いている時期があったので、自分のことも大切にしながら生きたい
▷話し合いができて、協力し合いながら働ける企業に所属したい


➁食品メーカー/商品開発

・変化が少なく、新しい業務に挑戦する機会がほぼない。
・社内の評価が不透明である。
・経営者や取締役の雰囲気をみると、今後なにか大きな変化が起きる環境ではないと感じた。

人は優しく協力的で、自分の生活は大切にできたけれど、給与が下がったこと、成長を感じられなくなり、次に向かうことにしました。

【次に求めたこと】
▷学んだことを活かせる、変化がある仕事がしたい
▷評価が明確な組織に属したい
▷学習意欲に溢れた場に身を置きたい


➂SES企業(IT)/システムエンジニア,SQLエンジニア

3社目に関しては居心地の良い職場で働かせてもらえて、このままエンジニアとしてのキャリアを築く道もありました。
たまたまご縁があり、次の会社に転職することになりました。

【次に求めたこと】
▷ついに天職を見つけたかもしれない。転職を続けてきたけれど、ここで頑張ってみたい!
▷創業したてのベンチャー企業で事業を育てていくという大きな体験ができる


④ベンチャー企業/マーケティング,EC販売

・創業初期のため社内データを蓄積中。細やかに把握しながら進めていくのが難しい。
・スピード感が速く、昨日決まったことが翌日に変わることがあり、その理由を納得感があるまで共有しあうことが難しい。
・責任者にあたる役職をもらったが、金額や規模の大きい意志決定に不馴れ&重圧を感じてしまい、耐えられなかった。
・人数が少なく、心理的な拠りどころや相談しやすい相手がいなかった。

【次に求めたこと】
▷相談できる相手をつくる。
▷情報は多い方が動きやすい。
▷自分が納得するまで考えてから行動をするか、スピード重視であればある程度の予測をしてから動き出せるスタイルを構築する。


こんな感じでした。

大切にしたいことまとめ

【次に求めたこと】…すなわち、大切にしたいことをまとめると、

▷プライベートと仕事のバランスを大事にしたい
▷身を粉にして働いている時期があったので、自分のことも大切にしながらいきたい
▷話し合いができて、協力し合いながら働ける企業に所属したい

▷学んだことを活かせる、変化がある仕事がしたい
▷評価が明確な組織に属したい
▷学習意欲に溢れた場に身を置きたい

▷ついに天職を見つけたかもしれない。転職を続けてきたけれど、ここで頑張ってみたい!
▷創業したてのベンチャー企業で事業を育てていくという大きな体験ができる

▷相談できる相手をつくる。
▷情報は多い方が動きやすい。
▷自分が納得するまで考えてから行動をするか、スピード重視であればある程度の予測をしてから動き出せるスタイルを構築する。

・自分の時間、ペースを大事にしながら働けること
・成長、成果を感じられること
・話し合いや協力ができる仲間がいること
・情報収集しながら、意思決定に納得感をもって働けること
・相談できる相手がいること

このあたりが重要であると、自己理解しました。

全部が全部100%常に満たされてるっていうのは難しいかもしれないけれど、そういった時は他の「大切にすること」でカバーされると考えています。

自分の時間がとれないほど忙しい時は、きっと成長や成果を感じられると思う。情報が足りない時は、話し合ったりアイディアを集めたりしながら進めていくことができるだろう。

転職回数が多い=我慢弱い、やる気がない
ということではなく、それだけ真剣に考えて、自分なりの最適解を求めるために行動してきて、その経験を持って「今私が大事にすることは、これだ」ということができます。

私の役割、貢献できることを探りつづける

うん、ひさびさに「転職回数が多いことは不利なこともある」という会話の中にいて、気持ちが2年前に引き戻されるような感覚があったのですが、こうして今までを整理することで戻ってこれました。

もし転職理由を問われる機会があったら、自分なりに誠意や道筋があって説明もできるし、世の中に良いものを残したい・伝えたい。という意思を持って新卒の就職活動の頃から仕事をしています。

伝えて、それでも「いや、続けられないやつはダメだ」「忍耐が足りん」と思われたら、私はその組織やコミュニティにおいては役目がない、ということなのだと捉えています。私の役割を全うできる場所、私が仕事をつくれる場所。提供できる場所がどこかにある。

そういうことを探して、少しずつお仕事にして、今はパラレルワーカー、マルチポテンシャライト全開で生きています。

転職回数が多いことは不利か?

ぜひ『今まで』を見つめてあげてください。色んな面があるはずです。悩まれた方がいらしたら、私の経験や言葉が、なにかヒントになりましたら幸いでございます。


今後はパラレルワーカーの方、会社員をしながら副業をされている方に向けて支援をしたいと考えています。目下、いろいろサービス構築をしているので、もしご興味のある方はX or LINEを登録して待っていていただけると幸いです。



『一つの職に決めなさい』
なんて、誰が決めたんだ。


それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
またお会いしましょう!

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