俳句・自選12句
このたびの未曾有の災害に際し、皆様にお見舞い申し上げます。
インターネット句会・コールサック句会から自選しました分の俳句をご紹介致します。
俳句・自選・12句
※オンライン句会・コールサック句会の出詠分より。
野良猫が飲む水溜り歪む景
子らが木に描いたような花水木
「世を忍ぶ仮の姿」と木樵虫
秋の空上澄みとなる高い雲
自販機の取り出し口に銀杏の葉
肺に虹飼いたい朝の通勤路
消し忘れ脳裏で回る扇風機
自らを案山子と思い聞き流す
竜胆の咲き方殻の壊し方
宙吊りの鯨の骨が泳ぐ夏
雨粒は釣鐘草を鳴らせるか
芋虫の飛べる未来が羨まし
一言
noteと別件で、俳句の自選をすることになりました。
そこで自選のトーナメントをして、更に規定の七句に絞って提出したのですが、
せっかく選をしたので、発表しようと思いました。
URL
コールサック句会要綱
夏雲システムを使ったオンライン句会です。
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