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「頭がいい」とはどういうことか は役にたつ

いつも生きていて、世間の人はなんて頭が良いんだ!!!!!と、世間の人はなんて愚かなんだ!!!!!を繰り返している。
毎日、満員電車でイライラしている人は愚かだなー!と思いながら通勤している。
自分のアイデアを捨てられない人、サンプル1で決めつけてしまう人、自分の不利益でもないことをゴチャゴチャ言う人、愚かだなーと思って、この世にわたしは君臨している。

その逆に、自分がペラペラ気持ちよく喋ってるときに、ふと、目の前の人がまとまりのない話を補完して前に進めてくれるサポートをしてくれていることに気づく、「なんて頭が良いんだ!!!!と驚く。
この間、鯛焼き屋さんに並んでる時に前の叔母ちゃんが上下レザーだった。滅多に上下レザーには出会えない。しかし足元はスポーティーなスニーカーだった。なんて頭が良いんだ!!と驚く。
ゴロゴロ転がる知性に日々舌を巻いている。

頭が良いとはなんだろう?
身の回りの人に当てはめると、柔軟で好奇心が強い人。変なプライドがなく物事を素直に聞き分ける人を見ると頭がいいな、と感嘆する。
頭が良くなりたいものだ。頭がいいとは何かを掴めれば、頭がよくなる手がかりになるはずだ。


ファーストインパクトは、「逃げるは恥だが役に立つ」みたいなタイトルだなー、と思った。

頭が良いとはどういうことなのか?については、ほぼ一章で社会的情動的スキルみたいな何語かわからない言葉で、1から10くらいで述べられていた。
例えばコミュニケーション能力が高いとか、リーダーシップがあるとかだ。
そこで一旦、この本に圧倒的に興味をなくしてしまった。
頭が良いとは、蝶と蛾を瞬時に見分けられるとか、鰹を一匹渡されたら何品の料理皿が作れるか?みたいなことだと考えていたからだ。
当てが外れてしまった。これは脳科学に関する本なのだ。

しかし読み進めると「なるほどなー」と楽しいところが沢山あった。例えば脳は経験しないと知覚できないということだ。
わたしに置き換えると、パチンコをやらない時は街のパチンコ屋さんを認知していないし、女性を女性として認知できたのはスケベゴコロが芽生えたころだと思う。
自炊するようになって観光地に置いてある高原野菜が目に入る。基本は剣のキーホルダーしか見ていない。
これが頭が良いとはいうことか、、、。わかってきたぞ。


全自分を肯定したくなる記憶にまつわる話

この本好きだなー、と思える章があった!!!
記憶力についてだ!!
わたしはド級に忘れっぽい。ウルトラマンの怪獣の名前や、好きな曲は頭で再生することができたりするのに、ベースは生活が困難になるほど忘れっぽい。
一番最悪なのが一緒に遊びに行った人に、違う人との思い出のように遊びに行った話をしてしまうことがある。これは最悪だ。
この間は人が読んだ本の感想を聞いて、1ヶ月後それを自分が読んだことのように人に話してしまった。
あとから、あれ?オレ読んでないや!!となった。
この本だって実際読んでるか怪しくなってくる。ウルトラ馬鹿なのだ。

ただ、この本にはこう書いてある。
「記憶することと同じくらい忘却が大切。」

だよね、、?だなー!!その通り!!!
ナイスなマインドだ。
いわく脳を省エネするために、より多くのことを覚えるために、記憶をトリミングしているのだ。
素晴らしい!!!誇りたい!!!まだまだ私の脳にはキャパがある。昨日食べたものや欲しいセーターのことはとっとと忘れて明日に向かおう。


やっぱりな!アートについての話

アートが脳にもたらす効能について書かれていた。アート鑑賞の刺激は脳に良過ぎると言うのだ、快楽だと。
そして、その刺激は子猫や恋人、赤ちゃんを見て「かわいい」と感じる刺激に近いと。キュン。胸キュンと同等という。
アートは胸キュン!!なんて、良い話だ!!!!

確かになー、愚かだなー!と思う人でアートを楽しんでる人に出会ったことがない。納得だ。
アートに恋をするというの何ら比喩的な表現ではない、脳の働きそのものだ。

創作はいいよねー!と思い、久しぶりにしっかり記事のヘッダー画像をつくっちゃおう!と思ったが、すぐに飽きた。このまま使おうと思う。

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