キメの問題なんで。
仕事といえばキメの問題だ。
「キメの問題なんで」という言葉、嫌いだなー。
しかし、キメの問題には安心感がある。
肌だって米だってキメがある方がいいに決まっているのに。
議論を尽くした、何を選んでもボトルネックになる問題はない。
どちらを選んでもさして不利益になる理屈がない、だから安心して選びなさい。という良さが一言に詰まると、キメの問題というワードが発現する。
が、しかし響きが悪い。
わたしは人から言われると、うーん、、となるのに無意識に使ってしまう。
一緒に仕事をしてる同僚に指摘を受けた
「キメの問題なんで って言葉やめた方がいいですよ」と。
おっしゃる通りだ。わたしも嫌いなのだ。
安心感に頼っている。
しかし無意識に使っていた、キメの問題の何がいけないのか聞いてみたら。
答えはシンプルで「言葉に気をつかってないことがバレる」とのこと。
マジだ、雷鳴だ。確かに。
表現、よりアートな部分での向上したほうが良いとのアドバイスだ。
クールなアドバイスだ。気をつかってみたい。
キメの問題に変わる言葉を昨日から考えていた。
「どちらかお選びください」
考えた末に、いずれでも問題ないという結論が抜け落ちてしまう。
「あとは、お任せします。どちらでも問題ありません。」
なんだか投げやりだ。
「帰趨に大きな差異をもたらさぬ要点に関わる事柄であると同時に、究極的には嗜好の問題に帰するものでございますゆえ、いずれをお選びいただいても差し支えございません。」
たぶん殴られると思う。
むずかしー!!
誰かキメの問題の代替案を教えてください。
見つかるまで、鉛筆なナメナメしながらキメの問題に頼っていこう。