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「ベトナム戦争」は役にたつ

好きな映画シリーズ〜たくさんあるぞー!!13日の金曜日、スターウォーズ、ゴジラにインディージョーンズ 、、、何回見ても面白いんだから、、!ランボーシリーズはその筆頭!

一作目はベトナム帰還兵のジョン•ランボーが、戦地の友を訪れるところからストーリーが始まる。
友達は枯葉剤の影響で既に他界していた…。傷心のランボーだが次は田舎の白人警官から散々な嫌がらせにあう。相次ぐストレスに我慢の限界だ!!!!ブッチ切れてしまう。一人の戦争を開始するアクション映画だ。

嫌なやつだ。

こんなウルトラタフガイでも戦争のトラウマが拭えないこと、命をかけて戦ったのにアメリカに政治的な勝利をもたらさなかったことへの兵士への風当たりの強さ(職すら得られない)、ベトナム戦争が生んだパラノイアの象徴する主人公だ。

ベトナム戦争映画といえば「フルメタルジャケット」も心の一作だ。ベトムナ戦争従軍のため、兵士として徹底的に人間性を破壊する訓練が印象的で、若者が戦地で歌うミッキーマウスマーチに狂気を感じる。

他にも言わずと知れた「地獄の黙示録」、「プラトーン」とキマッた思い出深い映画はいくつもある。
最近だと名が体をあらわすスピルバーグの「ペンタゴン•ペーパーズ」もベトナム戦争映画といえる。

エンタメで消費して終わり!となかなか心を切り替えられないのが戦争映画だったりもする。ベトナム戦争の実際の戦場写真はあまりにキツイ。


この本は親切だった。
ベトナム戦争の背景やその影響を懇切丁寧に、懇切丁寧に懇切丁寧に記していた。
映画でしか知らないベトナム戦争の複雑な軍事的、倫理的、社会的な問題点をすっきり300ページもめくれば概要を知ることができる。

あとがき で著者はこの本の執筆の真ん中にあるのは、中学生のときにペンタゴンペーパーズの訳書を夢中で読んだことが原体験と記していた。
うわー、次元が違うけどわかるなぁ。
マジで次元が違うけど、本当に次元が違う話を書くけど、わたしも幼い頃の映画体験が無ければ、この本を手にとらなかったもの。

しかし、ベトナム戦争は役に立つ。というnoteのタイトルは危ういなと思う。役に立つ以前に、戦争反対だ。

この本が読み終わったころ、シリアの内戦が終わったという報道を見た。
シリア内戦における各関係組織をそれぞれ書き出すことは困難で、ベトナム戦争と並べるのは超雑だが大国の代理戦争の側面がないとは言えない複雑さがある。しかし基本的にはアラブの春以降の中東問題、イスラム主義のカオスは基本は民主化運動vs独裁政権の構図だと理解している。そして1000万人を超える難民を生んだ内戦でもある。

日本は難民申請に対してあまりにも厳しい。
(世界的な移民排斥の流れを無視してるわけではなく、難民申請に関する話だ。)
難民であることをジャッジすることについて、しかるべき尺度があるのか懐疑的になってしまう。

市民レベルの話をすると、人のことは言えないが、もっともう少しだけでも世界で何が起きているのか、ということについて興味を持つべきでは?と思う時がたまにある。
もしくは帰属意識なんてくだらねえんだから、人間は人間でしかなくて、あなたも私も人間なんだからさ、と思ったりする。
ぜんぜん関係ないけど、人類みな麺類というラーメン屋はむちゃくちゃ美味しい。

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