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「もののけの日本史」は役にたつ
おもしれー!!
おもしろい本だった。
日本史についても知らないので大変勉強になるグットバイブレーションブックだった。
先日、会社の先輩と初詣に行った時に
「日本の伝統とか、文化とか全然知らないよね。」と言われた。
ギクリっ!その通り過ぎてウケてしまった。
今年は一歩ずつ前進していきたい。
日本の文化といえば、まずは「もののけ」からだなー。
まずもって私は古代の文献から当時の生活や思想を読み解き教えてくれる本が好き。
ワクワクするじゃん?
そして、テーマはもののけだ!もののけ、、好き、、好き?かも。
モノノケってなんだろう?
オバケが好き、妖怪が好き、はまずある。モノノケ?
なんとなく同じモノと思っていた。
まずは、モノノケって何かから教えてもらおう。
怨霊ともののけ の違い
今は、なんとなく幽霊などと混じって混同されて使うこの二つの言葉について古代の文献で当時の棲み分けが書かれていた。
怨霊
菅原道真や平将門みたいに非業の死を遂げた人物が疫病や天災となり、祟りとなって襲う、具体的な人物が特定されている霊とのこと。
もののけ
怨霊の具体的な人物がわからない段階で、使う言葉。
原因がわからない、災いに向けられた言葉とのことだ。
余談だが、「幽霊」という単語は鎌倉幕府の歴史書「吾妻鏡」に死体を、幽霊と読んでる記述がある。
オカルトとは切り離され、死者全般に使われた単語なんですねー。
マジかよ、除霊道具
昔の人が、体調不良などを怨霊の祟りだと思っていたのは分かった。
そうなると、お祓いだ!
ビックリするのだけど、囲碁や将棋、スゴロクという遊び道具は神と交信する神具として儀式のために用いられていたとのことだ。
マジかよー!!すげー!!
囲碁を一局終えるたびに、体調が良くなっていったなんて記録もある。
人生ゲームで、お祓いできるなら儲け物だ。
あとは、歌をうたうとかも書かれていたなー。
ゲームをやったり、歌をうたったり何でも楽しむことは悪い気を遠ざけるのは納得だなあ。
そして、近世17世紀にもなると日本でも医療の発達により病気がモノノケが原因だと考えなくなる。
モノノケは娯楽に変わっていったとのコトだ。
昔からみんなホラーというジャンルに目がないようだ。
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童心社の同名の商品欲しい。買おう。
バチバチに面白い本だったなぁ。
私の「新書大賞」という心の営みを毎年行っている。2024年も当然やった。
「もののけの日本史」今年の私の新書大賞に絶対入るなー!
好きな本との出会いになった。
あまりにも面白かったので著者の小山 聡子さんの本を他にも読もうと思って調べたら↓
鬼の本を読んだことがあった。
当然、わたしは本の内容は読んだソバから忘れる。覚えていない。