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【ライブレポ】水曜日のカンパネラ - 3rd EP 「POP DELIVERY」発売記念フリーライブ&サイン会@池袋(2024.06.09) ~ この場所でフリーライブを行った意味とは?

※マガジン説明にもあります通り私のライブレポは当日の「セットリスト」に正確に漏れなく忠実に触れてそれぞれに解説・所感を書くような性質ではないこと事前にお断りいたしますmm

先日、自身2度目(2代目主演・歌唱(つまるところボーカル)の「詩羽(ウタハ)」さん体制となってからは初)の武道館単独公演を、好評裏に行ったばかりの、今、飛ぶ鳥も落とす勢いである音楽ユニット、
「水曜日のカンパネラ(通称:水カン)」さん
のタワレコとの連動企画である、3rd EP「POP DELIVERY」発売記念フリーライブ&サイン会@池袋(2024.06.09)に参加してきましたので、ライブレポというか、感想のようなモノを書いてみたいと思います!

私は、水カンの単独公演には、先代の主演・歌唱「コムアイ」さん時代に行われた、(au提供だったけかな?)そちらもまたフリーライブ(確かお台場当たりの野外だったと思うのだけれど)に一度、
そして、詩羽さんになってからは、日比谷野音の(なんとこちらも!)3マン(「新しい学校のリーダーズ」、「chelmico」)フリーライブへ一度行ったことがあるだけという、
客(ファン)(通称:カンパネラー)としては極細のニワカなのだけれど汗、普段はバンドスタイルの音楽を好む私としては、異例的な、打ち込み系ハウスミュージック系統の音楽を主体とするアーティストとしてはかなり聴いていて(自分比)大好きであるいうことで、そこはちょっと目をつむっていただきたい汗

脱線してしまいましたが、とにかくCDは可能な範囲で買い集めて聴いていて、この度リリイべで、タワレコでCD購入者には、フリーライブではあるが、「優待席」(つまりステージに近い)およびライブ終了後の「サイン会」への参加権利が付帯するということで、どうせ買うならと、そちらの事前注文をしたところ、当たってくれた!ので、なんとゼロ距離で詩羽さんのパフォーマンスを鑑賞出来るどころか、そのあと超ゼロ距離で直々に名前入りサインをして下さり、マジで人生サヴァイブ出来て良かった(意味深?)です!!

と、すいません、修正したと思ったらまたもや脱線してしまいましたが、

★ここからが本題★
当日のライブの感想(結論)を、他の人に端的に述べるのであれば、

アウェーがホームになっていく、正確には、
『「カワイイ」made in Japan』が、国内ではあるけれども「勝利する瞬間」の目撃者となった!
さらには、
「チビッコ」たちの人生が変わるその瞬間の立会人になった!

といえる、まさにある意味では衝撃的なライブと思いました!

ちょっとこれだけでは何を言っているかわかりませんよね汗
これからなるべく簡素にかつ分かりやすく書いてみたいと思います!

まず、会場が池袋サンシャインシティ?内のモール中心部の中ぬけの大広場ということが、水カンのような既にポプラリティーを得ていて、かつ「本格的」なメジャーアーティストがライブを行う場としては異例というか、相応しいのか?といった点が特徴的でした。
つまり、水カンほどの知名度のある(ちなみに後期高齢者である私の両親も大好きと言っていました)アーティストがわざわざ街中で無料でパフォーマンス(都合30分超(通常のフェスより長い?))を聴かせる「メリット」はどこにあるのか?という点が謎でした。
言うなれば、今回のライブは公園などで行う投げ銭形式の「路上ライブ」と同性質であり、レコ発記念とはいえ、気前良すぎないか?
ということです。

ライブ開始前の会場の様子

上記のような性質から予感はしていたのですが、実際に、ライブの幕開けは(彼女たちのポテンシャルからすると)静かな歓声とまばらな拍手で始まりました。何が起きていたのかというと、優待席の百数十人?こそは「CDを買っているカンパネラー」なので、それなりの熱量を始めから持っていましたが、なにせモール内の大広間、他の大多数(千人そこそこ?)は、ただの「通行人」であり、お買い物が主な目的であって、もしかすると「音楽好きですらない」のですから、当然といえば当然のリアクションです。自ずとカンパネラーたちも萎縮気味です汗

そこに、静かに様子を観るように、しかし何か他のことを考え、感じているようにアルカイックなスマイルを浮かべつつ登場した詩羽さん!
ダンサーさんたちを従えつつ(だったと記憶)自らはダンスというよりも悠然と舞うように、そして歌い始めました。

★カワイイ!

イヤモニの調子がわるいのか、最初こそイヤモニを気にしつつ歌い辛そうにしている素振りも見られましたが、一曲内には見事にチューニングを合わせて歌も安定。
しかしながら、最近知ったのですが、元「でんぱ組.inc」の「最上もが」さん、そこまで歌を唄うことが(テクニックとして)上手くはないけれどこれはこれで(表現として)ありだよなあ、と思ってはいたのですが、世間の話題になり始めつつあった時期のライブ映像を観たところ、歌が(表現としてみたとしても)かなり「アレ」だったので、
「努力すればヒトはこんなにも歌が上手くなり得るのかあ!」
とビックリしたのですけれど笑、
詩羽さんに関しては「歌面接なし」(というか面接という面接はなしで)水カン2代目主演・歌唱に選ばれていて、自身も特に歌手に絞って「表現活動」を行っていたわけではないということで、まあ、加入最初のころの映像などを観ますと、
「歌はうまいけれど特段ハイレベルというわけではない」
程度の印象を受けましたが、数年前の日比谷野音で聴いたときもビックリしましたし、今回また生の歌唱パフォーマンスを聴いてさらにビックリしましたが、歌を唄うことが(テクニック的にも表現的にも)格別に「レベチ」になっていて、相当努力されたか、プラス歌うことがスキなのだろうな、と感じました!

と最初のMCにて
「ウケる笑」
とご発言。
「こういう環境初めてだからいつもと違い過ぎて、なんかウケる。てか前列のヒト(カンパネラー)にはいつも見る顔ぶれもいるけど、いつもより大人しくね?ソッチが恥ずかしがってたら、なんかコッチも恥ずかしいんだけど笑?」
と、こちらの心境をズバリと指摘!

このMCから、最初こそモジモジしていたカンパネラーたちの雰囲気が激変!
「今まで我々カンパネラーは何をしていたんだ!?我らが姫に恥をかかせてはいけない!!」
と言わんばかりに、ノリにノって、コール&レスポンスの声量も、界王拳何倍といった感じ。
その熱量に呼応するようなかたちで、ハジケる詩羽さんのスマイルと軽やかな舞いとさらに豊かな歌唱!

★超カワイイ!!

なるほど、登場時の静かな雰囲気は、何か不機嫌だったり、手を抜いていたり、流れ作業的にこなすつもりだったのではなく、
「マジで恥ずかしがっていただけ」だったのだ(かもしれない)!

ここで、中ぬけとなっている広場の2F、3Fの様子(要は通行人エリア)を見てみる。

「ノっている!というか増えている!10歳いくかいかないかくらいのチビッコたちが!」

そう、ここでライブレポの冒頭で述べた「結論」を思い出してほしい。

水カンの楽曲、詩羽さんのパフォーマンスが、池袋のショッピングモール街の中心地のアウェイな範囲気からホームな雰囲気へと様変わりして、
(詳しくはココでは書かないけれど)
Made in JAPANの文化・概念である

『KAWAII(カワイイ)』

で満ち満ちていた。
そうか、3rd EPの「POP DELIVERY」の「POP」とは「カワイイ」
のことだったのだ(はずである)!

「ピザーラお届け」
ならぬ
「カワイイお届け」
ということだ(はずである)!

さらに、
この日に先立ちCS放送の特集番組のインタビューで詩羽さんが、自ら「大事」と述べていたように、
「我々のような見た目やパフォーマンス(≒価値観)」を支持する、
「チビッコたち」(とは言ってなかったかは未確認だけれど(おチビだっけ?))
にバキバキに届いていることが、
この池袋の地で生で確認出来たし、アラフォー(つまり人生も折り返し)の私の体験からしてもそこいらのお年の息子の様子を見ていても断言出来るのだけれど、この10歳前後の体験は、実はその後の自我・価値観形成など発育の方向性においてかなり重要である。
つまり、
「自分で選ぶことが少ない」年齢における体験で、まだまだ体験が受動的に成りがちの年齢の時期に、
この池袋の地において生で「ホンモノ」の「アーティスト」の「パフォーマンス」を観たという経験は、少なからず、彼女彼らの人生を変えた(「運命」というものが存在しないとすれば)、少なくとも彼女彼らからしたら大事件であるに違いない。

そう、これこそこの場所でライブを行う本当の意味があったのだ!
つまり、
普通にアーティスト生活をしていたらエンカウントしないはずのチビッコたちに、無理にでも、エンカウントする手段としてのレコ発のこのモール街におけるフリーライブ。
これがこの場所でライブを行う理由だったのだ(のはず)。

実際には、新しく始まるアニメーションのテーマ曲「赤猫」のお披露目と、アニメーション自体の宣伝(アニメのキャラクター「マスコット」さん、カワイかったですね!特に後ろ姿が笑)の向きが、大きかったようだったので、先の私の意見が水カンサイドとして全く意図していないことであったのだとしても、事実として、事件は起きていたのは間違いない(と思う)。

いずれにせよ、あの場にいたチビッコたちに、彼女彼らにとって良き未来という「瞬間」が起きて欲しいと思う。というか起きるはずだ✨

最後に、メッチャ私事ですが、この日の前の週、かなり体調を崩していて、当日行けるのか危ぶまれていたのだけれど、何とか体調回復が間に合って(ドクター渋々OKが出て汗)、参加することが出来て、本当に人生サヴァイブ出来て良かったと思いました汗!

まだまだ本調子とはいえない、ボクにも、どうか良き未来をオネシャス💦


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