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翻訳者から編集者になりました
こんにちは。
さて、今となっては後悔しかないアメリカ留学を経て、映像翻訳の世界にもほとほと愛想が尽き、そしてたっぷり1年間近くキャリア迷子でした。
この1年、マジで、すうううううっごく疲れました。
あまりに疲れすぎたので、もう腰を落ち着けてちゃんと会社員として働くことにしました…。
去年、社員化前提で派遣からスタートした出版社での勤務。
仕事内容は英語の参考書や問題集の編集です。
英語の試験こそあれど、編集の仕事は未経験でもオッケーという珍しい求人でした。
絶賛キャリア迷子中だったことや、年齢的に今後はそう何回も転職できないことなどもあり、社員になるかならないかでそれはそれはハゲそうなほど悩み、決められた派遣期間をマックスまで使い切り、回答をギリギリまで待っていただき…
(そりゃあ相手先ももちろん私なんかを社員として採っていいのか、めちゃ検討されたと思いますが)
いっちょ頑張ってやってみよう、と腹をくくったわけです。
お前、フリーランスになりたいんじゃなかったのか?って感じですよね。私も思いますよ。
でも、待てど暮らせど、誰に会って話を聞こうと、どれだけ本を読もうと、フリーランスとして何をやるか、そのアイデアが一向に降りてきませんでした。致命的すぎ。
というわけで、この件はちょっと保留で。
ちゃんとした編集の仕事にはまだそこまで携われていませんが、少しずつ業務を教えていただく中で感じたことが2つあります。
まず、編集業務の一部、ほんの一部ですが、映像翻訳のチェッカーの仕事と少しだけ重なるところがあるということ。
これで、私の字幕翻訳者としての活動はムダではなかったと(一応)言えるわけですね…。
それから、今までの会社員人生の中で、いわゆる「人と接する仕事」しかしてこなかった私が、意外とひとりでコツコツと進める作業も向いていると気づいたこと(翻訳やってるときは気づかなかったのかよって感じですが、翻訳ってほんと特殊なんですよ。コツコツ作業とひとことでは言えない)。
それから…
ありがたいことに、社員になったら在宅ありです!!ほんと夢にまで見た在宅勤務ですよ…。
実は渡米前、派遣社員でほぼフル在宅というのは少しだけやったことありますが、派遣社員をとにかく下に見るタイプの上司だったので、丸1日ほぼ仕事が振られず放置、何度聞いてもまともな業務がなく、そのくせ辞めないでほしいと懇願されるなどカオスな職場だったので、私の中ではあれは仕事とカウントしてません。
ただ、身体的な負担が少なく、そして人間関係がめちゃくちゃ楽だったことだけは記憶してます。
今回は!ちゃんとした仕事で!在宅あり!!
もちろん、仕事内容は大変だしプレッシャーもあるし、なにより未経験なのでまだ右も左もわからずに、いろんな人に超〜基本的なこと聞いたり、ご迷惑をかけたりして辛いこともたくさんあります。
そりゃあります。
だけど、正直、なぜ映像翻訳という仕事にあそこまでこだわってたのか今ではもう思い出せないほどに、翻訳の仕事に未練はなくなりました。
映像翻訳の仕事を天職と思ってやられている方、本当に大活躍されている方もいらっしゃるので、もちろん悪く言うつもりはないです。
ただ、私には力量やスタミナがどうしても足りなかったようです。さらに、年齢を重ねていく中で変わっていく価値観や生活スタイルにもとにかく合わなくなってくる、そんな仕事でした。
だって、かせげないから!!!!
さて、そんなわけで、1年ぶりにようやく実家から出られそうです…。
2025年は始まったばかりです。
今年こそは充実した年になりますように。
今年こそは充実した年にするぞ、という自分の決意を失わずに生きていけますように。
もうアメリカにいたときのように、他人や組織に失望することがありませんように。
またぼちぼち、いろいろなことを書いていきます。
今日もお読みくださりありがとうございました。