見出し画像

【化粧水不要論】混沌としたスキンケア業界に正解はあるのか~60%スキンケアのススメ~

こんばんは、おきたです。

今回は自分が中学生のときに目覚めた美容、特にスキンケアについて書きたいと思います。スキンケアに目覚めた僕はそこから美容にドハマリして、大学もそういったことが学びたいと思い、現在の大学を受験をしました。Youtubeには僕と同じ経歴を持ったスキンケア用品の科学的なレビューをしていらっしゃる方もいらっしゃいます。結構人気な方で僕もたまに見ています。笑

本題に入る前に皆さんにお伺いしたいです。
皆さんはスキンケアに答えを持っていますか?
スキンケア用品、たくさんありますよね。毎日、次々と新しい製品が生まれ続けています。昔は資生堂やKOSEといった化粧品メーカーから様々なラインナップが出るにとどまっていましたが、インフルエンサーやYouTuberといった新しい職業が生まれるとともにOEM(化粧品を変わりに作ってくれる会社さん)によりスキンケア用品が世に出る数は指数関数的に伸びていると言ってもいいでしょう。そしてその効果・成分はさらに多岐に渡ります。もはや混沌としているといっていいでしょう。


はっきり言って、僕は疲れてしまいました。もうどれを選べばいいのかがわかりません。スキンケアの目的は肌を健やかに保つことです。しかし、途中からはより良い製品を、もっと高濃度の成分が入ったものを、と目的と手段の入れ違いがおきていました。その結果、多くの物に手を出し、失敗と成功を繰り返し続け、変わったのかと振り返ってみれば大した成果を得れていないのが現状でした。
もし、こういったことに共感を示してくださった方がいれば、今回の記事は役立つかもしれません。少し難しい内容になってしまうかもしれませんが、ぜひ一読を!それでは行きましょう!(今回はほぼ理論編です)

今までの美容常識は誰が定義付けたものか?

スキンケアの常識である「化粧水→美容液→乳液」の3点、そもそもこれって誰が言い始めたんでしょうか。
「とりあえずこれをしてれば大丈夫。」
「これをしてる男子って美意識が高い。」
なんて言われますが、実際のところ、やっても肌の悩みが消えないから僕ら消費者は常に新しいスキンケア用品に目を向けます。しかも導入化粧水やパック、クリームとスキンケアは深みにハマれば3stepなんかじゃ全然済みません。多くのスキンケア用品の目的は美白、シミ・しわ防止などありますが大きな一つの目的として保湿があります。肌の保湿だけにそんないくつものステップを踏まなければいけないほど、人の肌は不完全なものなのでしょうか。原理に立ち返りたいと思います。




化粧水は肌の奥まで浸透してはいけない



ちなみに広告でよく言う肌の奥とは角質層のことです。

奥とは言っても肌では一番表面にあるもの。その厚さ0.01~0.03mmしかなく、表皮は0.2mmと言われています。
この角質層は顆粒層が絶えず細胞分裂を行い、死んだ細胞が上がってきて積み上がったもの。故に細胞分裂するための核が存在していません。細胞が生きていないことから血液中から栄養を補給されることはありません。化粧品の法律では、この角質層より奥に浸透するという広告は禁止されています。角質層の奥に届くのは特殊な医薬品と医療技術のみ。
肌の本来の役目はバリアすること。もし、何でも浸透する角質層がバリア機能を失うような状態になれば、全身が危険な状態になってしまいます。
手術のときに消毒が必要なのは言うまでもないことですよね笑
だから、押し込もうが、叩こうが、ラップをはろうがスチーマーを当てようが何をしたって、奥深くまで浸透することはないです。このバリア機能は外からの侵入と外への流出を防いでおり、もし低下すると保持されるべき物質が出ていき、老化の一番の原因となる乾燥肌になってしまいます。
化粧品を肌に浸透させようとする成分は肌の水分を蒸発する出口を増やすという現象を引き起こし、その乾燥を補おうとさらに化粧品で蓋をしようとするという悪循環が生まれてしまいます。
こうなると肌は乾燥を補うための皮脂の分泌が増え、結果、その箇所が部分的なオイリー肌になったりしてしまう、いわゆるインナードライです。
なので大切なことは、化粧品を浸透させようとするのではなく、バリアとなる皮脂を補強するような化粧品の使い方をすること。
肌をきれいにしたいなら、自己再生能力による修復しかありません。表皮のターンオーバーは6週間と言われており、この6週間を邪魔しない、または促進させることが一番良いとされています。


ちょっと複雑な内容でしたが、要約すると僕たちが日々肌をキレイにするために頑張っている対象は死んだ細胞であり、こだわりまくったところでその対価として得られるものは薄いのではないかというものです。つまりコスパが悪いのです。

文字ばかりなので一旦かわいい犬をはさみました。僕が一番好きな犬種のチワックスです。

何が良くて何がダメなのか

今までダメだと言われ続けていたものに防腐剤パラベン、合成ポリマー、鉱物油(ワセリン、シリコーンオイル、ミネラルオイル)、界面活性剤があります。結論だけ言うと、現状これらは全く問題ありません
例えば、シリコンでは毛穴に詰まるという科学的根拠はないです。粒子の大きさ的にもありえません。ヘアケアに用いられるシリコンが肌についてなにか悪影響を及ぼすこともないです。シリコンの主な役割はコーティングで、洗髪時の摩擦を減らしてくれたり、なめらかにしてくれたりします。
シリコンとノンシリコン、どちらを選ぶかは使用感などのお好みで大丈夫です。逆に問題なのは洗いすぎです。爪を立ててゴシゴシ洗ったり、何回も洗うのはよくありません。


逆に良いと言われていたものに無添加化粧品、天然由来成分などがあります。
無添加化粧品=安心・安全というイメージはもう古いです。無添加とは30年前に定められた旧表示指定成分が使われてないというだけで「〇〇が入っていない」という意味しかなく、他にも有害な成分はあることから安全という意味ではないです。
そして、天然=何が入っているかわからないという意味です。植物の中には毒性があるものもあります。植物由来だから誰でも合うわけではないんですよね。むしろ化学的な合成のほうが1つの成分にフォーカスされたもので天然のものよりもピュアであるといえます。

他にもヒアルロン酸やコラーゲンは塗ってもほぼ意味がないとされています。ヒアルロン酸は保水性はたしかに高いのですが、肌が潤うというわけではないです。肌の表面に水層膜をつくるだけで潤ったかのようにみえて、その水膜が肌の構造を乱し、かえって肌バリア機能の低下を導いてしまいます。ヒアルロン酸、コラーゲンは分子量が大きく、肌に浸透するのはありえません。コラーゲンは補給することはできないが、ビタミンCをとってコラーゲンの生成を促すことは可能であり、こちらのほうが成分としては断然良いです。

はい、ということで。

ざっと挙げただけでも、色々あって混乱してしまいますよね笑。

実はわざと専門用語などを使ったりして複雑にしています。伝えたかったのはスキンケアの世界は複雑=混沌であるということです。
このようにスキンケア用品がパッケージで「良いよ!」と言っていることは僕たち消費者からすれば(気持ち的に)正解であっても効能的に必ずしも正解とは言えないのです。
「いやでも、それでも私は満足してるから!」ということだったら、全然問題ないです笑スキンケア用品を使う目的は人それぞれ、結局は感情で自分が満足したものにお金を出すべきなのですから。ですが、もし、お肌をキレイに保ちたいということをスキンケアの主目的に置きたいのならもう少しお付き合いください。

必要なのは60%のスキンケア

いや、もうわかったよ。じゃあ結局どうすればいいんだよ!!その答えは


化粧品は複数使うほど、狙った効果がでずらいです。それぞれの成分が阻害しあって、結果的に微妙な状態になります。本来スキンケアはメーカーよりライン使いが推奨されています。あれには売上ももちろんなのですが、それ以上に効果の側面からです。しかし、僕ら消費者は欲張りなので、造り手である化粧品メーカーの推奨を破り、

「ビタミンC誘導体はもちろん、ナイアシンアミドもほしい。でもパルミチン酸レチノールも使いたいし…」
「美白を中心にしたいけど、そろそろシミ・しわ防止も兼ねたい。」
などもっともっとと多くの効能を求めてしまいます。しかし、それが逆効果なのです。
なので成分はシンプルに絞って、美容液かクリームのみを使うのが良いです。(総論はこれです)化粧水はメリットが薄いため、必要ありません。化粧水はほぼ水でできてあり、それに少しの保湿成分が入っているだけの物です。使ったあとに潤ったように感じるのは、肌に残った保湿成分。結局肌自体は乾燥状態に戻ってしまう。これと同じといえる保湿スチームも角質の構造を乱し、バリア機能を低下させます。
なので、何かを「やる」よりも「やらない」選択肢をとるようにすることが大切なんです。

60%の代償

スキンケアをシンプルにすることは、コストと時間、心理的なストレスの側面からメリットがあるといえます。これはいわゆるスキンケアにおけるミニマリスト化です。
一方で代償もあります。それは完璧ではないということです。
・全く毛穴が見えない。
・シミ・しわ一つもない。
・芸能人レベル
といったことは実現できません。ですが、一般よりも肌はキレイに見えます。実際に僕はかなり多くの人に肌が綺麗だと言われます。素カメラで撮った写真はこちらです。


肌にハリを持たせることで年齢よりも少し若く見える状態を維持できるということです。

田中みな実さんのスキンケアに対する努力は凄まじいです。おかげで実年齢の34歳(2021年時点)には見えません。このレベルに到達するためには、
・多額の資金
・常に流行や情報に対してアンテナを立てる
・継続する努力
が必要です。僕は悟りました。無理だと。
いつまでも若くいたいものですが、田中みな実さんほどの時間をかけていては他にしたいことができなくなってしまいます。なので僕は60%の道を選びます。それに若くいるためにはスキンケア以外の要素もたくさんあります。
なので僕はそれ以外の要素でも平均点以上を取って総合点狙いで行こうと決めました。

皆さんはどうされますか?

まとめ

今回はスキンケアについて、理論ベースで書かせていただきました。
結論としては「スキンケアの断捨離を行え」という内容でした。
ちなみに科学的に健やかな肌を保つために必要なことは
・日焼け対策
・保湿
・レチノイド

であると言われています。今回は主に保湿について、あの手この手で話を難しくした内容でした。すみません笑
60%のスキンケア実践編(実際に使うべき商品まで)についてはまた機会があれば書こうと思います。ここでは洗顔、日焼け止め、保湿、レチノールについて詳しくかければなあと思っています。
それではまた!


この記事が参考になったり、良いなと思った方はぜひ、スキフォローの方よろしくお願いします!

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集