50冊目*一瞬で自分を変えるセルフコーチング――最高の「気づき」を得る、自問自答の技術 (林 英利)
いい質問!なんて言いますが、
いったいそれはなんでしょう?
以前にも何度か書いた「親子コーチング」
これは、とても画期的な手法だと思っている。
ざっくりいうと相談会。
親と子の世界、答えはないが多分正解ではない気がするの連続だ。夫婦共々、濃い霧の中を彷徨い続けることに疲弊していた。靄がかかったままの感覚をメンターの質問により言語化していく。
話していくうちになぜか光が差してくる。
答えを導き出したのは、自分だった。
ただ、メンターの出す質問に答えていただけ。
否定をせずにうなづいてくれるだけで自信もついてくる。数時間の会話で行くべき道がハッキリとする。もちろん、また迷っていく。その都度、メンターに聞いてもらえるような環境であれば良いのかもしれないが、そうもいかない。
人生はそういうことの連続だ。
がむしゃらに壁に体当たりをしたり、そこを避けて別道を行ったり、なんとかして来たんだろう。
気づけば私は今日も生きている。
しかし、遠回りし過ぎている気がしてならない。
コーチングというものに興味を持ち、様々な著作を読もうとセルフキャンペーンを行うことにした。今回はこちらの著作。
自問自答というのは日々、確か行っている行為かもしれない。朝起きてから、夜眠るまで私は私にいくつ問いかけるだろう。
本著においては、とてもシンプルでかつ、今まで読んできた啓発系本に通ずるものが散らばっていた。その中で私に合うものをと着目した「継続力」。ダイエットをはじめて彼此、人生の半分くらいになるだろう…。
その時々に流行ったものを含めても続けられたと思うものは、2,3年ほど前に出会った某インスタグラマーの提唱するズボラダイエットだ。
その日一日の体調や気持ちなどを考慮して、最低でも1つだけ体を動かすという大変シンプルなものだ。これ、5回のスクワットだけでも構わない。とにかく毎日続けることだけを着目している。
まさに、これこそが書かれている「継続力」そのものだった。気づかないほどに年月を重ねていたのだから違うことにも使ってみよう。
自問自答を繰り返す。
それは苦悩とは随分とかけ離れた感覚だ。
ごく自然に私はセルフコーチングを取り入れていたのだろうか。それならばより良い質問をしてみたいと思う。それが一体なんだろう…。それすらも私は私に問い続ける。
これは、今ある自分と共に歩むための勇気をもらえる一冊ではないか、そう思っている。