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10日目*朝の寝ぼけた頭で書く日記、夜中のラブレターに似てる。
全く思い浮かばない。
とは、逆で何かが生まれそうなのに、掴もうとすると砂のように崩れてしまう感覚。
なので、今日は朝活でもらったテーマ「幼い頃の記憶」を書いてみよう。
幼い頃の最初の記憶。
水の中、高いところから見る地面。
どちらが先だろう??
水の中。
前々から母親に話してもらっていた海の話。このことだったんだと、つい最近合致させた。
父には、父がいなかった。
正確にいうと父が幼い頃に病気で亡くなったそうだ。だから、父というものがどういうものかわからなかった。
手探りと母からきく父親像。
その狭間でとにかく第一子の私を楽しませてあげようと必死だったのだろう。
海辺で砂遊びに講じていた私を抱き上げ、海の中にドボン!!
そう、彼は私に海を感じさせてあげたかったのだと思う。一瞬の出来事ですぐに父の胸の中の画像へと写っていく。
泡立つ水中は、大人になれば綺麗なものだと思うが、その時の私は「わけわからん!」だったかな?
そのあと、母方の姉妹たちにめちゃくちゃ怒られたのはいうまでもない…。
地面は、父と乗馬体験をした時だ。
馬に乗った瞬間、靴を落とした。
それを気にして地面を凝視していた。
無情にも歩き出す馬。
「◯ちゃーん、◯ちゃーん、こっちこっち!」という母と親戚たち。頭上では、父の叫び声。父は高所恐怖症で怖がっていた。
確かに馬は高いがそこまでではないだろうに…。
靴は無事に降車位置で受け渡された。
エメラルドグリーンの私の靴。
開口一番「そんなに怖くなかったよ!」
父をチラリと見る、ドヤ顔だった気がしてならない。
父とは、それからもたくさん遊んだ。
たくさん出かけた。
たくさん会話した。
今でも、父からメールが来ると嬉しい。
でも、孫が生まれてからはそちらにばかり…。
ちょびっとジェラシー。
けど、祖父と孫の関係は、私から見ても良好だ。
時々、ママの愚痴とか学校であったいいこと悪いことを言ってるらしい。
あ、やっぱり羨ましいな〜。
そう私は父がとられてしまったと本当にちょっと寂しく思って、それを紛らせるために娘をきつく抱きしめるのであった。
きもちわる!!
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