63冊目*子どもの「やりたい」を引き出すコーチング(あべまさい)
子どもは素直で元気です…ても、
母親ちゃんと出来てるか知りたくて。
アドラー心理学を読んで、まずは自分と思いつつも気になる子育てについて。仕方がない。今の中心にあるのは、私にとっては「子ども」なのだ。
なぜここまで、子ども中心に考えるのかと言うと、我が子が生まれた瞬間にタイムリミットを感じてしまったからだ。
いやもっと前、自分が子どもだった時に、父母の元にいられる時間を考えて一人泣いたからだった。
たった20年そこらしかいられないじゃん…と。実際の年齢はさておき、父母と子の時間だけと考えると本当に短いと思う。
でも、それは当たり前のことで不幸せではないのだと最近になってようやく思えるようにはなった。ただ、寂しい。
子どもが、本格的に巣立った時に「空の巣」にならないためにはどうすれば良いか?をテーマに日々考えている。
一つは、後悔しないことだと思っていた。
ただ何をとっても後悔はするし足りてないんじゃないかと不安が押し寄せてくる。
しかし教えられることには、限界がある。
先日、夫がAbemaTVの何をテーマにしていた番組なのかはわからないが、漏れ聞こえてきた「母が教えられることには限界がある。あとは社会で学びなさい」みたいな言葉にハッとした。
その姿勢でいこう、と。
ただし限界とて今はまだ、離れたり戻ったりとする関係だから答え合わせではないけれど、再確認の上でと本書を開いた。
やはりテーマとしては、もう少し年若の子どもが対象のように見受けられたが、延長線上にいるのだからと年齢に合わせて変換していく。
コーチングの技法を使用しての子育て論だ。
難しい…まず質問が思い浮かばない。クローズドクエスチョンばかりだと顧みる。
オープンクエスチョン、なぜの後に続く言葉を「過去にうまくいったこと」か「未来系」にする。これだけでも違うように感じる。
確かに上司に「なぜ出来なかったのか?」と問われても口を噤み、時が過ぎ去るのを待つだけだ。
そうか、これは子どもだけではなくて大人同士でも有効だ。オープンクエスチョンを意識して言葉を選んでいこう。
母親として出来てるかどうかは、また壁にあたったら、確認しつつ軌道修正すれば良いのかもしれない。