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【不登校の親 体験記】不登校の息子を育てて①
私は愛知県安城市で不登校の小中学生と親の居場所『おこのみ会』を運営しています。
今回から自分自身の不登校児の子育て経験を書いてみようと思います。
はじめに
最初にご理解いただきたいのは、自分の体験を話すのは、こうすれば上手くいきますよという方法をお伝えするのが目的ではありません。
うちの息子と今これを読んでくださっている皆さんのお子さんや向き合っているお子さん(支援しているお子さん)は個性も状況も違います。
私自身の子育てがとても良いものだとも思っていません。反省することや子どもたちに謝りたいこともたくさんあります。私がやれたから皆さんもやれるとも思いませんし、皆さんが出来ることでも私には難しいこともたくさんあります。
この経験談と比べてお子さんや御自分を卑下することはありませんし、私自身未熟なのは承知の上ですが、その中でも自分なりに必死で子どもと向き合ってきたので、それを否定されたくもありません。
あくまでこういう家庭もあるんだという一例として、参考になる部分があれば試してみたり、反面教師にしていただければと思います。共感してもらえる部分もあるのではと思います。
なお、息子には了承をとって掲載をしていますが(書いてほしくないと言った部分については伏せた表現にします)、いずれ息子が成長して、ここに載せることを嫌だと感じる日が来るかもしれません。その際はそっと記事を消去することもあります。その際はここで読んだ話はそっと胸の中にしまっておいて頂けると幸いです。
息子が不登校になるまでの日々
息子が初めて『学校行きたくない』と言ったのは小学校に入学して間もない頃でした。
元々幼稚園時代は入園から年中の途中まで毎日行き渋りをしていた子でしたので、特に驚きもなく、「あーやっぱりか」と思ったのを覚えています。
息子はとても自我が強く、自分のやりたいことを自分のやり方でやりたくて、それが出来ないと癇癪をよく起こしていました。そんな息子が集団行動を求められ、やりたくもない勉強を毎日するのは、大きなストレスなのだろうと思いました。
また息子は読み書き計算が苦手で、ひらがなも書けない、読めない状態で入学していましたので、それも苦戦しているようでした。
毎日宿題を持って帰ってきて、ひらがなの練習や計算、音読をするのですが、ひらがなは形が整わず、読めない字もちらほら。計算もいくら教えても数の概念が定着せず、音読も一文字一文字読んでいくのがやっとで、「読み終わってなんて書いてあった?」と聞いても「分からない」と言います。
息子のペースでやっていければいいと思う反面、学校の授業は進んでいきます。分からない授業を受けるのは苦痛でしょうし、ますます学校に行きたくなくなるのではないかと思うと私もなんとかしたいと必死でした。
次第に家での宿題の時間は親子の一番嫌な時間となりました。息子は泣き叫び、宿題を破ってしまったり、鉛筆を投げたり、そこまで苦痛ならと「今日は宿題やめよう。先生にはママから言っておくから」と言っても「やる!」と聞きません。
泣き叫ぶ息子をなだめながら、手助けしながら、時にはイライラが募り叱ったり、一緒に泣いたりしながら毎日二時間ほどかけて宿題をやりました。
そんな日々が続き、行き渋りも次第に悪化し、私も息子も疲弊していったのです。
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