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過去最高レベルで酷かった過食期の記録
このnoteを始めた頃は鬱と過食の症状が酷くて この先になんの希望も見出せなかった.思い出すだけで苦しくなる.1日中過食衝動に囚われている毎日.
運動しろカロリー制限しろタンパク質ちゃんと摂れ風呂に浸かれ趣味を見つけろ そんなことは言われなくても分かっている.太っている人は自己コントロールが出来ないだらしない人だなんて病気になったことのない人の意見だと思う.そもそもコントロールできる状態にないのだ.
心臓を自分の意志で止めることができないように 骨が折れたら自分の意志でくっつけられないように.過食症ってそういうものだと思う.大袈裟でなく1日中食べ物のことしか考えられなくなる.夢の中でまで食べている.いつも何か食べているから身体は重くて浮腫みも酷い.食べ物が大皿で出てくると人目を憚らず自分の分をとにかくたくさん取ろうとする.食事を終えるともう次に食べるもののことを考え始める.暇さえあれば大食いのyoutubeを眺めて欲求を満たそうとする.運動なんてできる精神状態じゃない.
家の中の食べ物を食べ漁る自分を誰にも見られたくなくて隠れてものを食べるようになる.家族が用事で家を空けるのをそわそわしながら待つ.でも隠し切れるわけない.買っておいたものがないと家族に怒られる.その度に恥ずかしさと自分への怒りで死にたくなる.
本当は人と一緒にいることが好きなはずなのに過食するために早く1人になりたいと考える自分は薄情だと思ったし 本当はおいしいものを食べるのが大好きなのに貪るように食べる自分が恥ずかしかった.
過食するものを買うたびにお金が無くなる.体重もどんどん増えて服は着られなくなる.人と会うのが怖く億劫になっていった.このままぶくぶくと太り続けるんじゃないかと不安だった.
そんな過食衝動が半年ほど続いたがその後はだんだんと落ち着いていった.精神科の薬を飲み始めて3ヶ月が経つと気持ちに少し余裕が出てきて家事をする元気も出てきた.そして体重がBMI22を超えた辺りから過食衝動も1日中,1日2回,1日1回,2日に1回というように穏やかに減っていった