書き写したい日本語
声を出して読みたくなる日本語・・・に倣ったわけじゃないですが、
読書していると、ふと「あー、この文章いいなぁ」とか、「この物語の冒頭、なんか心に残る。カッコいい!」と思うことって、ありませんか?
そういう時は、本そのものに線を引いたり、マーカーしたり、折り目をつけたりと、「また味わいたい」「読んだという足跡をつけたい」と思ったりしますが、せっかくだから、名文家っぽく、自分の手で書いて浸りたい・・・なんてことをしたくなります。
今まではけっこう普通の大学ノートを「読書ノート」なんて銘打って書き溜めていたのですが、4月の緊急事態宣言発令以降の外出自粛期間中、改めて、原稿用紙に、万年筆で、手書きの書写をしてみようなどという気持ちがふつふつとおきまして。。。
自粛期間中に起きたマイブームになりました^^
で、せっかくなのでそれを和綴じノートにしてみました。
この「寿(ことぶき/ジュ)」の文字が様々な書体で一面に模様された和紙を何に使おうかなぁと考えていた時に、そうだ、書写したもので綴じるとよいかも~と思って使いました。けっこういい感じに仕上がりました。
ちなみに今回綴じた「書写手帖」で最初に書写したのは、
「古今和歌集」の「仮名序」。
この冒頭の文章は、いつ読んでも、いい。
手書きでゆったりと書き写すというシンプルなことではありますが、書きながら、思いにふける時間も大切かなぁと思います。
これからも心に響く、味わい深い文章に出逢ったら、書き写していきたいと思います。
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