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11)感情が極端に走らないよう配慮を重ねていった

◆完璧主義のため自己否定に陥りやすい 4


お母さんに協力して頂いて、リク君から宿題という重荷は外しました。

毎朝、宿題は提出できませんでしたが、土日には、1週間分の宿題を提出するようになりました。お母さんもフルタイムで働いてみえたので、土日なら勉強をみることができたのでしょう。

やっていなかった漢字練習帳も、他の子は全て終わっていると連絡すると土日を使って全部やってきました。何ページもやってなかったのですが、ほぼ完璧な字を書いてきました。

計算プリントは相当難しかったようで、お姉さんの字の部分もありましたが、そこは不問にしました。お母さんにお任せしたので、あまり深く追求するのはやめていました。

とにかく、リク君の心が軽くなるように、楽しくなるように、そんなことばかり考えていました。


授業では、チームの友達から教えて貰うという形を多くとるようにしました。

友達のものを見て書いても良いと思っていました。それまでは何もやらなかった子です。友達のものを写すだけでも、当然学びとなります。


以前低学年を担任した時、算数がとても苦手だった子がいたのですが、私が教えにいくと、どうも心にバリアがあるようで言葉が入っていかないということがありました。

大人だと圧迫感があるのかもしれないと思い、クラスメイトに教えて貰うようにしたら、学習がよく進んだという子がいました。

友達なら緊張をすることもないのでしょう。

それ以来、クラスでは子ども同士の教え合いを重視しています。


最近、読んだ本に、記憶の定着には、学んだことをアプトプットすることが重要で、人に教えることが、学習の定着を強化すると書かれていて納得した感がありました。

子ども同士で教え合うことは、かなりの学習効果があると実感しています。


そのような配慮を重ね、とにかく感情が極端に走らないよう配慮を重ねていきました。

ということで、この続きは、また明日。


この文章は、お気楽先生のほぼ毎日私感にて過去にアップロードしたものです。noteでは、マガジンにまとめていこうと思っています。

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