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訪問で大活躍のケア【保湿】

私は訪問看護師として、たくさんの患者さんのお家へ訪問しケアを行ってきました。

その中で、患者さんのケアに積極的に取り入れていたのが「保湿」です!

なぜ保湿が大事か?

特に高齢の方は、お肌が薄くなったり乾燥していて、とても弱くなっています。

高齢者の皮膚は、加齢に伴い菲薄化や扁平化、張力の低下、乾燥(ドライスキン)が生じます。見た目には、ハリがなく、ペラペラでカサカサした皮膚になります。

ナース専科

このように高齢者のお肌はバリア機能が低下しているので、お肌をいろんな刺激から守らなければなりません。

そこで有効なケアの一つに”保湿”があります!

さらに高齢の方は、体が硬くなったり、感覚が鈍くなって乾燥に気づかなかったりして、自分で適切に保湿することが難しいので、

ケアとして保湿を取り入れることには大きな意義があるのです!


保湿による効果


保湿による効果には、お肌のバリア機能を高めることや、かゆみなどの症状を抑えることが期待されます!

乾燥するとお肌が粉をふいたりして、かゆくなった経験をした人は多いのではないでしょうか?

高齢の方、特に認知症の方は、かゆさに身を任せてバリバリと掻きむしって、傷をつくってしまうことがよくみられます。

元々のお肌も弱く、傷を作ると治りにくく大変なので、保湿による予防が大切です!

また、お肌の状態にもよりますが、保湿をするときに優しくマッサージするととても効果的です。

患者さんが好きな香りの保湿剤やクリームを使用するのもいいですね♩

マッサージは血行促進にも繋がるし、患者さんもリラックスできて癒しを与えることができるので一石二鳥です。

ただお肌が弱すぎる方やむくみがひどい方は、逆にお肌を傷つけてしまうリスクが高くなってしまうので、

よく観察してから判断することをおすすめします!


まとめ:保湿はいいことづくしのケア


保湿ひとつをとっても、いろんな効果を期待することができます!

大事なケアでありながらすぐに取り入れることができるので、使わない手はないです!



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