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No.876 厨房時間が増えるかも?

「台所探検!世界を笑顔にするレシピ オカネヤと行くヨルダン」(NHKBS放送)を偶然2回見ることが出来ました。1か月後に再放送があるとは知らなかったので驚きました。

初回放送は、今年4月7日 午後9時30分午後11時00分
    再放送は、昨日5月7日 午前6時50分午前 8時20分
でした。ご覧になりましたか?
 
オカネヤとは、1989年(平成元年)長野県生まれの岡根谷実里さんのことです。高校入学後に世界地理にはまり、2005年(平成17年)東京大学理科一類(化学や物理学、数学、工学などが専門)に入学し、2014年(平成26年)修士課程修了、クックパッドに入社しました。現在は独立し、世界各国各地の家庭を訪れ、その台所で一緒に料理をしながら、世界の料理や食べ物の魅力、人々の暮らしや社会の様子を発信しています。

私が見たのは、「台所探検家」の岡根谷実里さんが、ヨルダンの家庭を訪れた回の放送です。アワドさん一家のパンは、イースト菌を使わず、小麦粉に塩を入れ、少し多めの水でこねただけの生地で作る薄焼きのパンです。これにトマトの炒め煮をつけて食べていました。私は、故郷大分県山香町で子供の頃に食べた「ひやき」(小麦粉に塩少々と砂糖を加え、水で溶いてフライパンで焼いたオヤツ)のことを思い出してしまいました。
 
また、オカネヤさんは砂漠に住む人々の台所にもお邪魔し、ベドウィンで「灰焼きパン」を食べました。最小限の木切れで火をおこし、焼けた砂と炭の上にパン生地を載せ、上から灰や砂をかぶせて蒸し焼きにします。それを見た、オカネヤさんの感想が素敵です。
「砂すらも調理器具にしてしまう人々の知恵。砂漠は何もないという見方が、いかに狭い見方だったかを知りました。沁みてきます。」
 
「台所から人々を笑顔にするレシピを世界に発信!」というモットーで、大きな荷物を背負いながら世界を飛び回ります。少女と見間違えられるくらい童顔で小柄な岡根谷実里さんですが、食や料理や人々への好奇心や探究心が旺盛で、天性の明るい笑顔と、素直な感情表現と、深い思索と、たくみな語学力を生かしながら、底知れない世界各地の食の魅力を、魅力的な表現力で居ながらにしてお茶の間に伝えてくれるのです。
 
そんなオカネヤさんは、noteにも記事や写真を投稿していました。世界がグッと身近に感じられる記事で、レシピも紹介してくれています。美味しい世界をいただきます!


※画像は、クリエイター・マカピーさんの、タイトル「マカピーな日々 #0053 輝くほど辛い」というヨルダンの郷土料理の1葉をかたじけなくしました。食欲をそそる画像です。お礼申し上げます。