No.389 「脈(389)」は通じるでしょうか?
最近の中学生気質(かたぎ)や知的好奇心の一端を知りたいと思い、いつだったか、某クラスに「好きなゲームを教えて欲しい」と自己申告して貰ったら、まあ、あるわあるわ、出るわ出るわ…。中には、オンラインゲームも含まれているそうなのですが、どれがどれやら分かりません。分かったのは、私が「今浦島」の心境になったということだけです。
ゲーム名を一挙に羅列すると、
「大乱闘スマッシュブラザーズ」(3票)
「マインクラフト」(2票)
「ARK」(2票)
「ラミィの大冒険2」
「フォートナイト」(2票)
そのほか、「ダンガンロンパ」、「あんさんぶるスターズ」、「プロジェクトセカイfeat・初音ミク」、「dynamix」、「apex」、「ファークライ4」、「sekiro」、「ゴースト・オブ・ツシマ」、「バイオハザード・ヴィレッジ」、「あつ森」、「スプラトゥーン」、「カードゲーム」、「絵しりとり」等々枚挙にいとまがありません。
かろうじて、私が知っていたのは、「マリオカート」(2票)、「スーパーマリオ」、「脱出ゲーム」、「テトリス」、「ポケモン」でした…。
これらの中には、対戦アクションものがあり、銃を持ちだして敵を倒すゲームもありました。非現実世界でのゲームに目くじらを立てるのもどうかと思いますが、「イライラやストレスが発散できるし、楽しい。」という感想文を読むと、「命の尊厳」を脅かしたり、軽視したりすることのないようにと、老婆心(いや、老爺心?)が先立つのです。
そんな中にあって、少数派ですが「ゲームに興味ありません」として、「ヴァンパイアダイアシリーズ」(TVドラマ)や「Snowman」(動画)をあげた生徒もいました。
心惹かれたのは、作文用紙にこんな事を書いてくれた生徒のお話です。
「私は、ゲームはあまり好んでする方ではありません。ですが、毎日楽しみにしているものがあります。それは、先生のnoteの更新です。
ある日は、日常のちょっとしたほっこりするエピソード。ある日は、政治や人生の深いお話。今日は何かな?と毎日ワクワクしながら読んでいます。
実は、私の祖母もファンです。毎晩、寝る前の電話の際に、私が読むからです。これからも毎日楽しく拝見させていただきます。」
昨年末に投稿を始めた「note」ですが、数少ない読者の中に、自分のお婆ちゃんにも毎晩読んで聞かせてくれている心優しい人がいるなんて、想像もしていないことでした。それだけに、感動ひとしおでした。こんなものにも気づいてくれ、思いを伝えてくれる人がいるという事に頭が下がります。何だか、背筋がピンと伸びる思いもしています。
今日は、毎日書き続けて389日目です。
こんな話でも、気脈(389)は通じるでしょうか?
この場を借りてお礼申します。思いやりの、いみじくて…。