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坊主になって知った事。

坊主は髪の毛があった時と様々な事が違う。
突然失ったから余計にその違いを身体が驚いて受け止めている。
そんな感じの1年と少々を過ごした。

特に困った事、大変だった事は以下だ。
①熱中症になりやすい。
②頭が冷える。
③首が冷えやすい。

①によってアタイは今年の夏、もう、本当にしょっちゅう熱中症になってしまった。
アタイが黒い帽子を被っている事が多かった為、余計に熱を集めてしまったのもある。
これでもか!と、頭皮から汗が湧き出る為、アタイは綿の薄手の医療用ケア帽子を被っている。
その色も夏は変えないと不味い事が分かった感じだ。

②によってアタイは季節先取りでニット帽子が大好きになった。
9月初旬、真夏の熱風が吹かなくなりビル風が一瞬でも心地よいと、頭皮は寒いのだ。
夜も昼間と同じケア帽子を被って寝る。
(朝には取れているが)
頭寒足熱とよく言うが、冷え過ぎは考え物である。

③には正直驚いた。
アタイは自律神経系がぶっ壊れているのもあり、外へ出たりすると汗がエグくて&人の目も怖くて常に外気温の体感温度が高かったのだが、今は首を温めていないと風邪を秒でひける勢いとなった。
頭皮がニット帽子を好む頃にはハイネックTシャツが幸せで、外へ出かける時には夏や秋は綿素材、その他の時はニットや厚手のショールやマフラーをぐるぐる巻いている。


髪の毛は無ければ無いで今のアタイは体調不良になる事以外は特に無問題な感じだ。

しかし、時に人からの視線を感じもする。
もっと若い時であったら坊主姿は辛かったに違いない。

アレルギーが酷い事もあり、下手に蒸れてしまうタイプの帽子や医療ケア帽子もヒートテック素材の物や綿でもぴったり過ぎるサイズの物だと頭皮が荒れてしまう。

美容師さんにも皮膚科医にもカツラはおすすめでは無いと言われた。
アタイもカツラを今は必要としていないから用意していない。
免許証等の公的な写真ではカツラも許されないし。

アタイみたいな肌弱いお子さんで髪の毛を失った子はカツラでは無く、帽子姿でもいじめられっ子にならずに過ごせたらいいな、と、祈っている。

少し残念なのは坊主となった時に美容師さんにも皮膚科医にも相談しているのだから、熱中症になりやすい事や風邪を引きやすくなる事を予防策として教えて欲しかった。
教えて頂けていれば熱中症は必ず防げたからだ。
ま、たられば論でしかありませんが。


坊主になって知った事。
それは夏の日差しや秋冬の冷えを髪の毛は守ってくれていたと言う事。

そして、医療ケア帽子含め、様々な帽子を組み合わせる事で精神的にも楽しく、身体的にも快適に過ごす事は可能だと知れた事を何より幸いに思う。

最後に以下はアタイの勝手な提案です。
もしも身近な方が髪の毛を失った時は憐れむ位なら、素敵な帽子や心地良さそうなスカーフ等をギフトしてみて下さい。
相手の方の心はそれだけできっと辛さを理解して貰えた幸せとギフトによる喜びで元気が出ると思います。

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ちピロ
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