経済危機でも傾かない。それがブランディングです。
今回のコロナショックで大きく明暗が分かれたと思います。
ブランドエクイティが形成されていないところは淘汰されていく。
「持ち堪えている零細中小企業」には2つの特徴があります。
1、そのお店や会社しかない無い(アイデンティティ)、サービス・モノがある。
2、ブランディングが形成されており、事業の利益率が高く、蓄え(数ヶ月間耐えれるキャッシュ)がある。
逆に、今回のように不可抗力経済損失事象が起きた時に倒れる典型的な例です。(※大企業は別です)
1、売上が流行のものに集中している (ex:タピオカ)
2、一定の顧客層に売上依存している(ex:中国人インバウンド)
3、薄利多売の商売をしている(ex:数だけの店舗展開)
「今これが儲かるから」「これが流行っているから」では非常に脆い。
一気に崩れて行きます。自分の土俵で相撲を取れていないのです。
得た利益をすぐに、大きな固定費(店舗展開or事務所移転or人件費増大)に回して
ブランド力を構築ではなく、目の前の薄利な利益に走ってしまうパターンです。
その結果固定費が増大し、今回のように売上激減時に耐えれなくなるのです。
中小零細企業の商いの原則は「ブランドの内部留保」と「キャッシュの内部留保」です。
自社で何ができるのか、何が本当の強みなのか、
心から喜ばれることはなんだろうと日々自問自答続け、
それを愚直にトライアンドエラーで繰り返し、少しづつ幹が太くなっていくのです。
いろんなお客様から愛されて育った、その太い幹は急には倒れたりしません。
流行だけの細い木をいっぱい立てるから、干ばつ時に枯れ、全部倒れるのです。
何があっても負けない会社を作りましょう。
何があっても生き残る店を作りましょう。
今一度、地盤を見直し、強い幹をつくっていきましょう。
経済は下がれば上がる。上がれば下がります。
また何かしらの経済危機が訪れることは容易に予測できます。
その時に影響を受けない準備を今から備えるべきだと思います。