
Bang & Olufsen Beocenter2
美しいもの。
デンマークのオーディオブランドのBang & Olufsen。
バング&オルフセンのプロダクトはMoMAの永久保存コレクションに認定されるなど、デザインがとにかく美しい。
個人的には今から約15年前のBeocenter2が堪らない。 フォルムの美しさ。左右にバラフライするギミック。
そして閉じる瞬間の和室の襖を閉める時を彷彿とさせる滑らかさ。
どれを取っても素晴らしいの一言に尽きます。
美しいものはいつまで経っても変わらない。
細部に拘り、時間とコストを惜しまず作られたものは半永久的に語り継がれる。
世の中のモノの大半が、時代を超えることの出来ないものばかり。
愛情を注がず、人間の金儲けに走り、中品・下品に過剰な広告で化粧をする。
デザインとはそんな私利私欲のためにある訳ではない。
デザインとは嘘で塗り固めるためのものではない。
それをするから世の中にあるものがどんどんダメになっていく。
正しい知識・心構えの伝承が無い為、技術者やクリエイターも育たない。
普段から無理をしてでも、本当の一級品や一級のサービスに触れ、
感受性を高め、心を高めていかなければならない。
一級品にはそれにしかない何かが宿っている。
15年も前のモノとは思えないデザイン。フォントもきちんとデザインされている。本当に恐ろしい。