
クロゴスメマ
最初「なんのこっちゃ!?」って、フツーに現代を生きてたらそうなる。
でも全体像見て、1秒ください、って冷静になれば、
あースゴロクだよね。そしたら・・・
にゃるほど!
「マメスゴロク」にゃん!
なぜか吾輩はネコになった🐈⬛
結構嬉しい。
じゃ、次は・・っ
おー
□アソビガタ に行ってみよう。縦書きは上からだね、やっぱり。
▲馬と、電車と、自動車と、汽車と、自転車と、メイメイ好きな道を・・
エラビマス。
宇宙人ぽく話す感じだよね、やっぱ。
▲サイノメホド ススミマス。
やばい楽し! “宇宙人ぽく”がめっちゃ合う。
▲衝突(しゃうとつ)ニキタモノハ フリダシマデ モドリマス。
おー。
ヤスミハ 一(ひと)トマハリ ヤスミ。
ちょっと暗号解読感、だけど意味は分かったゾ!
▲ソレデ
と来たか!
ハヤク上ッタモノガカチデス。
素敵だなぁ。大正ロマンの音がする感じだ。
このスゴロク、大正8年(1919年)頃に遊ばれていた、「乗り物」スゴロクだそう。
絵の感じも温かくて、心に響く。
印刷技術は何を使ったのだろう。
ヨーロッパで開発された、凹版・平版(石版)技術、リトグラフだろうか。
江戸時代に開花した日本の木版印刷だろうか。
明治時代に発展した活版印刷だろうか。
木版印刷は、1枚の板に絵も文字も彫って版にする方法で、
平仮名の続き文字のような、1字1字を独立させることが困難な文字の表記にも向いている、とある。
このスゴロクは平仮名もあるが、カタカナが主体で、1字1字がはっきりしている。かつ、同じ文字は同じフォントだ。
文字は活版印刷かもしれない。
え、なになに?
明治・大正期、表紙や口絵には石版が主流になり、1904年頃からカラー砂目石版やカラー凸版(原色版印刷)が使われた。
重い石版から軽いアルミや亜鉛版を用いる平版へと移行し,さらに 1910年頃から ブランケットを用いるオフセット印刷へと進化した。
1920年(大正9年)には,HBプロセス製版法が輸入され,カラー平版印刷(原理的にカラー印刷と全く同じ)が主流となり石版は廃れていく。
このスゴロクが生まれた頃、印刷技術の過渡期でもあった。
このスゴロクに詰め込まれているもの、凄すぎないか?
ただの暗号解読から始まった興味が、今や印刷技術の興味へ。
感動が止まらない。