家庭内有休と、#note関西meetup
私はもっと書きたい。
そんなふうに思える1日だった。
大阪でnote関西meet upが開催された。私ははりきって家庭内有休を取り、やりたかったことを1日にたっぷりと詰めて、心待ちにしていた。丸1日ひとりで過ごす日曜日、新しく出会う人たち。
・移動時間に小説を2冊読む
・ダイアログインザダークへ参加する
・スパイスカレーを食べる
・note関西meetupに参加する
それを完遂して帰宅の途につきながらこれを書いている。最後にSALEで買い物というおまけ付き。歩き疲れた体は鉛のように重いし、まだスパイスが胃の中で暴れているけれど、多幸感に包まれている。
私の体は、まだまだどこへでも行けるし、誰かのために出すだけではなく、自分のために入れることが出来る、と証明するような日だった。
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meetupの会場となったLINDA hostelさんは、コッテコテの天満橋商店街のすぐ近くにありながら、しれっとお洒落に佇んでいた。
そこに集まった面々も、しれっと存在していた。いつもはアイコンなのに!生身の人間が集まっている。
友人に激似のあの方や、優しいオーラを纏いながらテキパキと企画を仕切るスーパー幹事のおふたりと入口で挨拶し、もうすでにバグる。
初めて会ったはずなのに、既視感がある。日常の中に溶け込む人達が、生身になって押し寄せてくる。1人1人の答え合わせをしながら、meetupはスタートした。
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受付で何も考えずに選んだアイシングクッキーが、テーブル分けのクジになっていた。お洒落が想像より何段階も上からやってくる。
はじめの自己紹介で、自分の口から「本当は小説を書きたい」と本音が出て、驚いてしまった。いや、しつこく短編を書いているから自分でもわかってはいるんだけど、言葉に出してみると、え、何言ってんの、と自分でつっこみたくなる。
それでもそのおかげで、「小説は初めと終わりだけ決めて書く」「3割は事実、あとは自分のしたいように登場人物を動かす」など、小説を書ける方の話が聞けた。小説を最後まで書く、ということが現実的に思えた。私はイノシシのように勢いよく書き、いつも途中で干からびていたから。
そのあと、「6万字でも2~3日で書く」という言葉も飛び出し、往復ビンタをくらった気分だった。1000字だったら…?と聞いたら「5分くらい」清々しいくらいに、別世界のスピードだ。淡々とペースを上げていったら、そんなに書けるようになるのだろうか。
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好きなこと・自分のことを話す皆さんはイキイキとされていて、羨ましさと誇らしさの混ざった気持ちで聞いていた。
午前中に足を運んだダイアログインザダークでも、言葉や声色についてぎゅっと思いを巡らせた。視界が失われるだけで、コインロッカーに詰め込まれたような閉塞感と息苦しさを感じ、知らない人の掌の温かさ、笑い声、かける言葉の優しさに救われる思いがした。
お昼のスパイスカレーは美味しかったけれど、あまりに混んでいたため、店員さん同士が嫌そうに「おわらん」と言っていて、その平仮名4文字がどうにも喉に痞えた。
言葉。人を救うこともできるし、刺すこともできる。イノシシみたいな書き方じゃなくて、磨きながら淡々と書き続けたい。
私はもっと書きたい。
*幹事のゆみっぺさん、ハネサエさん。
素敵な機会をありがとうございました!
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