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突然、背泳ぎへの道が開けた

ブレイクスルーは前触れなし


中二の娘に鬼コーチと化して息継ぎを教えた話を書いた。↓


そこで生まれた副産物は、わたしの温水プール通いだったりする。

娘の息継ぎレッスン終了後も、一人で時々プールに行っている。

朝にさっと行って帰ってきたいのは同じなので、7時前に起きた時に、卵かけご飯食べて、水筒を用意して、眉毛だけ書いて日焼け止め塗って、ワンセットにしてある水泳準備バッグから水着着て、上に普通の服着て着替えもって、チャリでGO!

夫は仕事の日はかなり早く家を出るのでその時間には、いない。
夏休みの娘はまだ寝ているが、一声かけていく。


久方ぶりに水に入ること、ちゃんと「泳ぐ」ということの気持ちよさに目覚めてしまった。


ゆったり浮かびながら水の中の青い色、膜がかかったような音に一人包まれているとなんともいえないゆったりした気持ちになる。
泳いでいる間は自分の体の動きに集中していたり、多少の苦しさで必死になったり、他の事を考える余地がないのもいい。

スポーツがストレス解消になるってこういうマインドフルネス要素があるからなんだろうな。

腰痛持ちのわたしには、腰に負担をかけずに全身運動ができるのもありがたいところだ。


体力的に、30分のなかで小休止を入れつつ計250m程度泳ぐのが限界だが、夏休み早朝の時間帯は、わたしよりはるかに高齢の常連と思しき人がガンガン泳いでいる。

あそこまで泳げたら健康に寄与する部分も大きいだろうし、気持ちいいだろうなあ。

何年か前、女優の吉永小百合さんが、1日に1キロ泳ぐというのを読んだことがあるが(CMで泳ぎを披露してた時もあった)、自分で泳ぐとそのすごさを実感。

コンスタントに続けたらそれくらいになるのかもだが、結構な体力だよね。


ところで泳ぐこと自体は好きだが、わたしができるのはクロールと平泳ぎだけ。


背泳ぎは全くダメだった。

仰向けのけのび自体が全くできないので、足とか手とか動かす以前の問題。

うつ伏せから仰向けになっただけでこうも違うのかと思う程、視界が両側から水でワイプされて、すぐに沈没する。

その際、足がつくまで結構バタついてしまうのも恥ずかしい。

それは、今回、娘連れでいったプールで、一、二度試したときも同じ。

それこそ、小中学生の時分からそうなので、やっぱり背泳ぎはわたしには登れぬ山なのねと思っていた。


ところが、先日、一人プール三回目で、ふと、背中から浮いてみたところ、なんんんと、沈まずに浮いてるではないか?!

びっくりした。

なんで急に? なにも変わってないと思うんだけど?と。


でも、続けてやってみても浮く。


これは!と手は体の側面に添えたままバタ足してみると、視界良好、沈まず進んでいくでないか。


ひゃっほ~!! 
この年になって昔からできないことが、急にできるようになるなんてあるの?
と、ぱあっと、顔の周りに小花が咲く状態。


フリーのスペースだったので、人にぶつかるかもと思って15m程度のところで自ら立ったが、まだ泳げる余裕はあった。
それを二回繰り返した。

なんかこういう類の嬉しさっていつ以来だろうか…。


25mのコースで試したい気もしたが、そのコースでは途中で立つのはNG。「25m泳げる人」が使えるコースになっていると最初に説明された。(だから娘もまだコースでは泳いだことはない)


それに、考えてみれば、これまで浮くことすらできなかったので、背泳ぎの腕の動きがよくわからない。

腕を伸ばしたまま単にグルグルまわすのか?
クロールの時は肘から上げる感じだったが、背泳ぎの腕ってずっと伸ばしたままっぽいけどいいのかな?
掌の向きとかどうなんだ?

基本的なことが「?」状態。


と、ここで状況は止まっている今。

夏休みが終わると、私自身も生活リズムが変わる上に早朝開館もなくなってしまう。
足が遠のいてしまうかなあ。


同時に、泳ぐと言えば夏という自分のこれまでを覆して、冬の水泳というのもよいなと思っている。
(でも厚着になる分着替えが面倒そうだな。髪も乾かさないといかんだろうし…。)


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