北アルプス西から見るか東から見るか
北アルプス
日本を代表する自然豊かな地域。長野県側と富山県側に分かれていて、それぞれ異なる特徴や魅力があります。
長野側
上高地や白馬村の乗鞍高原などでキレイな景色や温泉、トレッキング、スキーが楽しめる。中央アルプスに比べ、岩がむき出しで起伏に富んだ地形が特徴。大自然が織り成す雄大な景観が広がり、縦走路からの眺めが素晴らしい緑豊かな森林や清流、温泉などの景勝地も多く、自然を満喫することができます。
富山側
立山黒部アルペンルートや室堂で雄大な山々の景色や高山植物、アルペンスキー、ロープウェイなどがあります。長野側と比べ、岩肌がスッキリとした山容が特徴。岩肌が露出しているため、アルペン植物や高山植物が豊富に生息しており、特に夏には美しい花々が咲くとのこと。北アルプス一の絶景とも言われる立山連峰があり、鋭い山峰や氷河、氷柱などのアルペン景観が見られます。
ルート
今回は、長野の穂高と富山の立山側それぞれから北アルプスを見てきました。長野から新幹線で回るのが最速なのですが、せっかくなので景観を楽しみながら、JR東日本とJR西日本の境目になるJR大糸線で穂高から糸魚川駅を経由してあいの風とやま鉄道線を使って富山駅までグルッとめぐりました。
JRや私鉄などの絡みがあって乗り換えがやや面倒なのですが、それもまた楽しみ。
長野側からの景色
大糸線
北アルプスの東側を通る景色の美しいローカル線。立山黒部アルペンルートの東の玄関口である大町市や、仁科三湖(木崎湖・中綱湖・青木湖)などの観光スポットやスキー場にアクセス可能で多くの登山者が利用しています。
JR西日本が管轄する南小谷駅から糸魚川駅までの区間は、経営分離の影響でJR東日本区間とも接続が限られていて、この区間の存廃が問題視されているようです(バスになるかも?)が、できるだけ残してほしい路線です。
大糸線のルートを動画でもあげてみました
日本海ひすいラインと あいの風とやま鉄道
えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン、あいの風とやま鉄道は、北陸新幹線開業に伴い分離されたJR西日本の旧北陸本線の一部を引き継いだ第三セクター鉄道。
えちごトキめき鉄道は、新潟県内の区間を運行。あいの風とやま鉄道は、富山県内の区間を運行。両社で経営上や技術面での協力して乗車券の共通利用や列車の相互直通運転を行っているとのこと。
新幹線ができたことでいろいろと複雑な事情が絡んでいる現実。利用客が減っているので、地域振興や観光客誘致を目的とした取り組みも積極的にしている様子でした。
富山側からの景色
北アルプス、どちらの側からみても壮大な自然を感じられて美しい景色が見られました。いつか登ってみたいなとはおもっておりますが、体力があるのか心配です。