毎日の料理を制するものは、生き方も制す?
一時期、音声プラットフォーム「Voicy」のハッシュタグ企画に「好きな家事嫌いな家事」があったとき、各パーソナリティが料理を取り上げて発信していたのが興味深かった。
人によって料理の中での好きな要素/嫌いな要素、または、得意な要素/苦手な要素が様々。
献立を作るのが好きな人もいれば、レシピ通りに作るのが好きな人もいたり。
ひたすら刻むのが好きな人もいるだろう。
一方で、献立を考えるのが嫌いな人、手を動かすことが嫌いな人も。
要素と言ってもいろいろな切り口があるので、工程でみると、
ざっとこんな感じだろうか。
そして、食べる側として譲れないところ、そうでもないところという視点もあるだろう。
そして、それは家族の分も。
私はというと、
といったところ。
基本的に、料理に手間をかけたり頭を使うことが許せない。
でも、食べる側としては、おかずが全て煮物でも嫌だし、全体的に茶色いお皿もいやだ。
なんとなくバランスが悪いととても居心地が悪い。
以前は献立作り・買い物・調理・洗い物を大幅カットできる宅配冷凍惣菜を愛用していたが、どうしても食感がどれも同じになるので、子どもの偏食をきっかけに、下の子の育休中は中断し、別の方法にトライしている。
同じ働く母でありながら、献立は固定化しつつ、スキルアップのため、週に1日は新しいレシピに挑戦!とかいうブログを見ると、料理でもスキルアップしようという意欲のある人がいることに驚く。
毎日のことだから、積み上げれば相当のスキルアップが見込めるはずである。
でも私が積み上げるべきはそこではない、とあきらめる。
どちらかいうと、いかに手間とワーキングメモリの使用を抑制するか、を積み上げるほうが、私の個性が磨かれる気がする。
ここで気づいたのが、大事なのは、自分が満足するポイントを知ること。
最近気づいたのだが、食べる側として、それほど、「おいしさ」にこだわりがない。
それよりも、料理を目の前にすると、どうしても、「バランス」が気になるのだ。
夫が料理を作ってくれる日も、ぱっとみて野菜が足りないと思うと、スープやサラダを作ってしまう。
それに同じような味付けの料理が続くと、少し気持ちが落ちる。
照り焼きチキンの翌日に鶏のみそ漬けやきとか。
だから「つくりおき」も試したが、同じおかずが続くのが嫌でやめた。
味付け冷凍も、冷凍前に調味料を計るのが面倒で続かなかった。
ホットクックの煮物は、食材の重量に対して0.6%の塩を投入してスイッチオン(勝間和代さん推奨・水嶋シェフ理論)とすれば、レシピを見る必要はないが、冷凍カット食材を使って加工手間を経雷太としても、食材と塩の重さをはかる必要のある点と、調理に時間がかかる点で、合否ギリギリライン。
「いかに「バランス」を保ちつつ、手間とワーキングメモリの使用を抑制するか」が私の解くべき課題。
以前家事代行を使ったこともあるが、献立を組むのと食材を買うのをこちらでしなくてはならなくて、とてもストレスがたまった。
外注するなら、献立と買い物もお願いしたい。
以前、インスタで、家事代行の人に生協のチラシをおくって今週何を注文するか決めてもらう、というのを見て、それもいいアイデアだと思った。
ただ、今は家計や家事をコンパクトにするフェーズで、外部委託にするのは今の段階では早いと思うので、スポット利用はあったとしても、日常的には使いたくない。
ということで、今のところ、
ってな感じでやっている。
これが絶対的ベスト!というよりは、先述のようにいろんなものを試しながら、少しずつ自分が見えてきて、ベターを積み上げてきたという感じ。
こんな私にとって、生協がありがたいのは、
副菜はその日の気分でバランスを見ながら決めているが、ここを自動化できるようになると、さらに楽になるはず。
離乳食と3人分の食事の準備を並行してやらないといけないので、今はてんやわんやです。
でもこのままだと完了食の対応ができないので、少しやり方を考えなくては。
そして、育休からの復帰で平日在宅での受取が難しくなる。
続けるか、何らか受取方法を考えるか。
あと1ヶ月ほどで決めなくては。
話は戻って、料理の要素の好き嫌い・得手不得手からみえる自分の特徴。
自分が「バランス重視」だというのは大きな発見。
また上流工程が好きでフレームワークを作りたがり、一方で実行部隊になりたがらないところも垣間見える。
食材を買いすぎるところに、キャパ以上にやりたいことを増やしすぎる傾向も出ている。
料理を攻略することは、自分の生き方を攻略することにも通ずるような気がする。
これからもひたむきに向き合っていきたい。