「10年メモ」で気づいた、人事評価への取り組み方の変化と成長
みなさんは1年前の自分が何を考えていたか、思い返すことはあるでしょうか。
私は昨年「10年メモ」という10年日記の商品を買って書き始めて1年が経ち、書き始めた日のメモと再会しました。
昨年の一昨日に書いてあった「育児しながら働くもやもや」を今の自分の考え方と比較し、1年間の自分の考えの変化に気づきました。
これは成長なのか、諦観なのか。
去年の私をレビューしてみます。
↓10年メモ
書く欄がちょこっとなので続けやすい。(続いてないけど)
しかも、同じページに〇月×日が10年分並んでいて、△年前を振り返りやすい。
1.昨年の一昨日の私
昨年の一昨日の欄には、月イチのコーチングを受けた話が書かれていました。
年度末の人事評価のための上司との面談に向けて、何を話すべきかについて話した、と書いてあります。
どうやら、上司に何を伝えて評価を上げるかについて、真剣に悩んでいたらしいのです。
だんだんその時の記憶が蘇ってきました。
その頃は、夫の仕事が忙しくて帰りの遅い日が続いており、毎夜ワンオペ育児でした。
それまでの私はワンオペ育児が3日続くと寝込むくらいのダメージを受けていましたが、その時は倒れる訳にもいかず、つらさに麻痺した状態。
子どももちょうどイヤイヤ期の真っ只中で、キーキー泣く声に怒りを覚え、怒鳴りちらしていたこともあったように思います。
今思い出しても辛い日々。
一方、仕事は上司の求める役割を果たせず干され気味。
年末に担当を変えられて少し経った頃でした。
仕事と育児との両立に挫折し、上司から評価されないだろうということがわかっていたんだと思います。
でも、毎日スキマ時間もフルに使って、英語学習に家事効率化、部内のボトムアップ支援や情報収集・発信など、会社の業績には直接影響しませんが、自分なりに会社に貢献していたつもりです。
そのため、会社の評価軸(業績への貢献)と違う評価軸で評価してもらいたいと考えていました。
評価してもらうためにアピールをどう組み立てるか、コーチと話しながら色々考えていました。
面談の最後に上司からどういう言葉をかけられたいか、自分の貢献に対して周りからはどういう反応があったか、など。
2.今の私
「上司の評価なんて、面談の時点ではほぼほぼ決まっているのに、どうやって評価を上げようかと一生懸命考えてあほやなぁ」と、1年たった今は思います。
上司からしたって、上司の上司を説得できる材料がないと、評価のあげようがないのです。
ただ、自分の貢献を伝えようというその努力は、決して無駄ではなかったと思います。
上司にはほとんど伝わりませんでしたが、何も伝えないよりはマシだった(何かは伝わった)でしょう。
それに、あの時の伝わらなかった悲しさがあったからこそ、会社に評価されなくても、自分の信じる道を突き進もうと決心ができました。
もちろん、ワンオペ育児をしながらでも、会社の評価軸を意識すれば、その評価軸に合わせて行動することで、限られた時間で効率よく評価を上げられるのでしょう。
しかし、私は、自己確信が強く、会社の評価軸に自分をあわせにいくことが難しい、自分の性質をよくわかっています。
それならば、会社の評価はいったん脇に置いて、自分自身の評価軸に従って経験値を稼いだ方がよいのではないか。
そのほうが、自分の骨肉になるにちがいないと考えるようになりました。
とはいえ、こんな自己確信強めな私でも会社の評価を得る方法は、全くないわけでもないと思います。
それならば、いつまでいるかは分からないけれど、今の会社にいる間はその研究もしておこう、と考えています。
会社の評価は高いに越したことはないですし、顧客(上司)の評価を上げるスキルは この先無駄にはならないでしょうから。
その要素のひとつとして、「フォロワーシップ」スキルに今着目しています。
そして、今年もまた評価面談がやってきます。
今年の評価面談のテーマは、「来年度に向け、会社(上司)の評価軸と自分軸の接点をいかに見出すか」かなと考えています。
3.おわりに
実は、「〇年前の今日」を振り返るのが楽しみで「10年メモ」を買ったのに、ほとんど使わないまま1年近く過ぎていました。
続かなかった理由として、2つ考えました。
①何を書くかが定まらなかったから。
②日々のタスクを増やしたにも関わらず、そのトレードオフとして別のタスクを減らすことをしなかったから。
このことから、この10年メモの活用策として、 習慣化しようとしている何かの活動記録にすることを思いつきました。
そうすれば、新たなタスクではなく、既にあるタスクの一部と捉えることができます。
そこで、3月1日から、夕食後の子どもがアンパンマン見ている時間に「今日あったよかったこと」を英語で書くことに決めました。
なぜなら、「今日あったよかったこと」を振り返ることで、ポジティブな気持ちになれるからです。
そして、頭と心を軽くしてからふとんに入ることで、睡眠の質が上がるのではと考えたからです。
さらに、英語で書くことにより、英語の勉強が思うようにできなかった日でも、10年メモで辛うじてアウトプットはした!と思えます。
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その思いつきのおかげで、なんとか1年前のメモに再会することができ、この記事に書いたように、自分の成長を感じることができました。
やはり、何かを積み重ねていることを実感できるのはうれしいです。
またそのうち書かなくなっていたり、違うものの記録に内容が変わっていたりするかもしれませんが、それもまた成長と捉えられたら良いかなと思います。