【京都】最高のご自愛体験を! BACH京都分室「鈍考」・喫茶「芳」
こんにちは、おかえりです。
会社員ライターとして、社会人が「本に浸れるモノゴト」を収集しています^^
今回ご紹介するのは、京都にある「鈍考」そして、併設されている喫茶「芳(ファン)」。
雑誌の記事でOPENするのを読み、ずっと行きたいと思っていました!
「鈍考」と言う名の通り、日々駆け足のように過ぎ去っていく中で、のんびりと考え、ぼんやりと見つめ直すのに心地が良い空間が広がっていました。
ブックディレクター幅允孝さんの私設図書室 鈍考
京都の市街地からちょっと離れたヒノキ林に囲まれた「鈍考」。
ブックディレクターの幅允孝さんの私設図書室と奥様のファンさんが切り盛りする喫茶芳が併設されています。
幅さんは、「人が本屋に来ないのならば、人がいる場所へ本をもっていこう」と、世界中に新たな形での本棚を作られています。
例えば、長野の松本本箱もその1つ。
幅さんの選書は全国各地に。
話題の図書館から、ホテル、病院、シェアオフィスまであらゆるところにあります。
東京では時間の流れが速過ぎる…とのことで、京都を選ばれたそう。
「鈍考」は、完全予約制。
直前でも予約が取れる場合もありますが、各回6名と限られているため余裕を持って予約するのがオススメです^^
京都駅からも結構遠め…が、だから良い!
「鈍考」の最寄りは、叡山電鉄「三宅八幡駅」。
公式HPの中でも、叡山電鉄“鈍行”列車で来ることがオススメされています。
京都駅から向かおうとすると、バスで出町柳駅に向かった後に叡山電鉄に乗り換える等、少しアクセスが難しい……
…が、それがすごく良かった!
行くハードルが高いからこそ、道中で思いを馳せたり、その場所での時間を大切にしようという気持ちが高まりました^^
到着!贅沢な90分がスタート
鈍考に入室したら、スマホや荷物はあらかじめ棚へ収納します。
90分の読書時間と聞いて、「正直短い……」と感じませんでしたか…?
(私だけだったら、すみません。)
ただ、スマホも預けてしまっているので、実質読書に全集中。
心を開いて向き合うのも意外と体力が必要ですよね。90分という時間は心地よく読書するのに最適な時間でした。
おもてなし・心遣いが秀逸過ぎた
訪問時は、冬(しかも雪の日)だったため白湯をいただきほっと1息。
おもてなしが冷えた体に染みわたります^^
京都・完全予約制と聞くとすこし敷居が高そうと思われる方もいるかもしれません。
実際、体験してみると背筋が伸びるような…
でも、その中でも建築物、書棚、そして、心遣いから深呼吸がしやすい空間が広がっていました。
ドリンクは選べますが、せっかくなので自家焙煎の珈琲をお願いしました。
ファンさんが、ネルドリップで1杯1杯淹れてくださいます。
また、大窓から眺めるお庭もすごくステキです。
季節ごとに顔が変わるお庭で、訪問時には途中風花がはらはらと。
写真に収めたくなってしまうけれど、スマホは預けてあるので目に焼き付けるように。ゆったりとした時の流れや、一期一会のこの瞬間を楽しみます。
刺さりまくる本の数々
書籍は、写真集から小説、ビジネス書から詩集、コミック等がずらり。
最初に手に取った、さくらももこさんの「わたしの好きな歌」で涙。
映画化もされていますが、大人になって立ち行かなさや葛藤みたいなものがこみ上げてきました。
それ以外にも、シリーズものなのに、18巻しかない…みたいなものもあったり。他にも、どの本も愛があって選ばれているのかなーと、思いにふけります。
「鈍考」を味わうために…オススメを紹介
公式サイトから味わい深い
公式サイトには、幅さんが「鈍考」を作られた背景が…。
ただ本棚を設置するではなく、立地、建築、珈琲、さまざまな要素を組み合わせて本と対話する空間を作られたことが感じられます。
差し出し方の教科書
相手が気持ちよく受け取るためには、どうするか?
幅さんも含め、各界の差し出し上手の技術や思いに触れられる一冊。
90分制の謎もすこし分かります。
Casa BRUTUS 2024年2月号「みんなの家づくり」
空間の視点から取り上げられていました!
置物から掛かっている絵画、椅子まで、心地の良い空間のために丁寧に選ばれている様子をひしひしと感じることが出来ます。
まとめ
90分後少しだけお話しする時間があり、ファンさんの「この空間を訪問いただいた方と一緒に作り上げていく」という言葉が印象に残りました。
他に来ている方もにこやかで、すごーく気持ちのいい空間が。
仲間、時間、空間の3間が重要と聞きますが、その全てがここにはあるように感じます^^
「鈍考」「芳」のおもてなしや空間、ぜひぜひ楽しんでみてくださいね!
素敵な旅の参考になれば幸いです🎵良い旅を!
※情報は執筆時点の内容です。詳細は公式HP等をご確認ください。
※許可を得て、撮影・掲載しています。
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