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鑑賞*木がらしや夜行列車は空の底

葦屋 蛙城
2024年12月21日発行「句具ネプリVol.17冬至」所収。

木枯しに吹きさらされて
残されたのは、満天の星空と大地と鉄路だけ。
そこへ列車が通りかかる。
大地が空の底というのなら、大地は空の一部と言ってよい。
それは、もう銀河鉄道。
列車が今にも夜空へ駆けあがりそうだ。

(岡田 耕)



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