救いのひとこと「待つために働く」
松浦弥太郎さんの本。この本を読むのは2回目で、今回もあっという間にすらすらと読み終えた。なんで松浦さんの文章はこうも読みやすいのでしょう。強いワードを使わずとも、スッと頭に入ってきて、ハッと気付かされる。多くの人が次も読みたい!と欲してしまうような文章。
この本で松浦さんの言う投資とは株式投資や金融投資などのことではなく、もっと原点に立ち戻ったお話。「投資」と聞くと「余剰のお金をどう運用するか」のイメージを持つけど、もっと根本のそもそも「お金」ってなに?というところから説明してくれる。
本の帯に書いてある文章、
まず冒頭から「コンセプト」という言葉にハッとさせられた。わたし、自分のコンセプトから外れてる!と。「ビジョン」は将来像なので「ああなりたい」「あれを手に入れたい」というはなし。でも「コンセプト」は今のはなし。将来のビジョンを考えたとき、今のコンセプトで合ってますか?と松浦さんに問いかけられた気がした。
ここでは「わくわくするような」選択肢を選ぶことがやっぱり大事なんだな〜と。正直、今の仕事が嫌でたまらない、転職したい、と思ってる人ってたくさんいる。それでもお金は無ければ生きていけないので、仕事はしなくちゃいけない。では、そのお金をどう使えば「わくわくする未来」につながるかな?ここを真剣に考えなくちゃいけない。
さらにハッとした箇所をピンポイントでメモメモ。
「学びきれば必ず次の学びが用意される」
「小さな石を投げつづけること」
「職業 自分」
「待つために働く」
この4つの短い文章に出会えただけでも、私はこの本に出会えて良かった。今までなにか喉につっかえていたものが、スッと取れた気分になった。この喉のつっかえが出てくる度にこの本に立ち戻ろうと思える、そんな本。
今の自分の仕事、人やお金との関わり方、などを定期的に見直すきっかけになる。今までは、ただ漠然と目の前にある与えられた仕事をして、お金をもらって、、それが当たり前のことすぎてあまり深く考えられていなかった。
20代も残り1年と数ヶ月の私が、今、やるべきことはなんだろう?
今はきっと「待つために働く」状態。「職業 自分」になるためには「小さな石を投げつづけること」。こうなったらいいなと「わくわく」するからこそ「学びきれば必ず次の学びが用意される」のかな。理想の「ビジョン」に少しでも近づいて、30代をスタートさせたいと思う。
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