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思考の記録

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#エッセイ

他人の家族に興味がある他人

私は、自分の家族についてあれこれと詮索されるのが苦手だ。特に母親世代の女性から聞かれることが多いのだけどまず手始めは「私の年齢」について聞かれる。そこからしばらくすると「結婚はまだしてないの?」「え〜なんで!?こんなに素敵なのにぃ〜!?」(などとオーバー気味に言われても素直に喜べない。)という流れになるのがいつものお決まりだ。 そこから、「母親は何しているのか」(両親は離婚しているので返答にいつも詰まる)とか「兄弟はいるのか」(兄とは現在、疎遠にしている)などと、話題は否応

人生のテーマのようなもの

あっという間に1月が終わろうとしている。どうやら2024年もぼ〜っとしてると一瞬で終わるかもしれないという危機感を感じつつ、ここ3日間で「一筋の光」が見えてきたのでメモメモ。 私には、3年ぐらい前からずっと想像?妄想?してきた理想の働き方・理想の仕事があった。それでも何年経っても何も動かず、進まずできたから悶々とした日々を過ごしていた。目の前の仕事に手一杯だったということもあるけど、それでも何も動かなかったということはやはり動く時期じゃなかったのだろう(ということにしておき

ずっと穏やかな時間だけを追い求めてきた

私が生まれた時から、実家が家業をしていた。定休日も決まっていないので両親共に土日に仕事があるのはあたりまえ。おまけに定時も決まっておらず、まさに朝から晩まで仕事がついてまわっているような環境。会社は自宅の一室を使っていたから、両親は家にいる時間は長かったけど、落ち着く家族団らんの時間はなかった。家族旅行も片手で数えられるだけしか行けなかった。 それでも学校行事には母がよく顔を出してくれていたし、運動会や学芸会は両親に加えおばあちゃんも応援に来てくれていたから寂しいと思うこと

人生ってとんでもなく短いのかもしれない

80年間生きたとして、週になおすと4000週間しかないらしい。なんだかとてもあっという間に感じられてしまう。特に社会人になってからというものの、一週間が一瞬で過ぎ去る感覚がある。20代はあと何週間?数えてみると、どうやら100週間もないらしい。 先日、行きつけの美容院でお姉さんとこんな会話をした。私とお姉さんは28歳と38歳で、ちょうど10歳差だ。「38になると、あっという間に40代に突入して50歳になるんだ!ていう感覚になるよ。50歳を目前に感じるの。」私は衝撃を受けた。

なんだかんだの幸せ

日々、目の前のやるべきことに追われて、煙で隠されたかのように見えなくなる。 ふかふかの白いベッド、 朝食のパンとコーヒー、 部屋に飾られたお花、 心地よい音楽。 全部当たり前じゃない。 お金と時間をかけてまだ見ぬ地へ旅行に出かけること、ふだん食べないような高級なご飯屋さんへ行くこと、幸せはそこだけじゃない。 もちろん、贅沢は頑張る自分へのご褒美として最高だし、未知の体験ができるから大好きなのだけど。 日々何気なく過ぎ去るいま目の前にも、幸せはたくさん転がってる。

おてんば少女だったあの頃

私は小さい頃、とても活発で「おてんば少女」だった。 特に保育園では、男の子に混じって遊んだほうが体をたくさん動かせるので自然と男の子とばかり遊んでいた。小さい頃は男の子とも背丈や体力がほぼ一緒だったので、それで遊べたのだろう。女の子と遊ぶこともあったが、お人形遊びもそこそこに、セーラームーンごっこをやるとなったら必ず私はタキシード仮面役になっていた。いや、それ男役。もしくはセーラーウラヌス役でこれまたほぼ男役。 小学生の頃は、運動会に熱を上げるタイプだった。リレーの選手に