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写真の産まれ方。

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僕達の写真を1枚1枚、どの様な撮影の中から産まれたのかを僕目線(写真家目線)でまとめた記事です。写真展を目指すキッカケや、諦めかけた理由等も掲載予定です。
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写真の産まれ方#20〜最終回〜

写真の産まれ方#20〜最終回〜

2019年11月

ひでさんの誕生日は何したい?

と聞かれ

写真撮りたい。俺の行きたい場所で!

と伝えました。
自分で言うのも何ですが僕は根っからの出不精。
これといって"行きたい場所"って普段は無いんです。
でもこの時は何故だか思ったんです。

行くならここだ!!って

という事である場所へ行き撮影する事になりました。

出かける前、とっても良い風が吹いてたので撮った写真です。

日差しが

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写真の産まれ方#19

写真の産まれ方#19

2019年10月

写真展やるぞ!って決意したものの状況は相変わらずで、僕は広島りっこちゃんは愛媛。

これまでの撮影はだいたい長期の休みで帰省中のりっこちゃんを撮影してたまーに僕が愛媛に遠征するという形。

今回も愛媛遠征の撮影です。

りっこちゃんは悩みに悩んで大学を卒業したら広島で働くと決めたので、僕が愛媛に遠征するのはもう片手で数えれる程だなと。

今回の撮影はロケ地特に決めず、食事しに行

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写真の産まれ方#18

写真の産まれ方#18

2019年9月末〜10月

僕はインスタグラムにこんな投稿をしました。

この投稿を見た色んな方からDM頂きました。

「そんな気持ちなら写真展するべきではない」
「辞めると言っているが、未練を感じる」
「辞めて欲しくないから拡散します」
「フォロワー増やしたいだけかよ」
「ちょっと何言ってるかわかんないです」

結論から言うと翌月11日に「撤回します!写真辞めません!」と投稿しております。

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写真の産まれ方#16

写真の産まれ方#16

2019年9月

新しい服を買ったと聞いて

その服で撮りたい!

と伝えてかなり久しぶりに"撮影だけ"を行う事になった日です。多分僕が仕事か何かだったんでしょうね。

ロケ地は広島で僕がこの頃1番好きだった場所、某川沿い。とにかく広くて人少なくて太陽の位置がとても良い感じ。

しかもこの日はフィルムカメラしか使わない!という縛りで撮影してまして、時間はいつもに比べて少ないけど楽しめました。

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写真の産まれ方#15

写真の産まれ方#15

2019年9月

初めて迎える誕生日。
きっとお互いどう過ごせば良いのかわからなかったんです。今思えば。

探り探り、恐る恐るだった気がします。
それくらい、微妙な距離感だったとおもいます。

お互いに色々と思うところがあって
その場の感情に任せて言葉を伝えてしまいました。

この時期はそんな事の連続でした。
そしてこの頃、りっこちゃんの口から"撮られたくない"という言葉が出てくる様になりました。

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写真の産まれ方#14

写真の産まれ方#14

2019年8月

りっこちゃんを撮影し始めて1年が経った。
当時の撮影の仕方と随分変わった所がある。

撮影のために出かける事がほとんどなくなった。
楽しむ為に出掛けて、撮りたい時に撮る。

そんなスタイルにいつからか、変わった。
きっとこの頃から"ポートレート"を撮っているというよりも、"人間を撮っている"という感覚になっていったと思う。

朝ごはんにしては遅く、昼ごはんにしては早い食事をしにパ

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写真の産まれ方#13

写真の産まれ方#13

2019年7月末

花火大会に行こう。
という事で広島で行われる花火大会に行く事になりました。

しかし、僕達は結局、花火大会に行けなかったのです。

花火大会は夕方18時開始。
それまでの間、浴衣姿で撮りながら、開始まで過ごそうって事になりました。

この時、もうすぐ大きな花火が見れる!と楽しそうでした。
表情からも伺えると思います。

そろそろ行こうか。花火大会。

車で移動。

途中コンビニ

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写真の産まれ方#7

写真の産まれ方#7

2019年3月

僕達はこの日、初めて喧嘩をしました。
理由は良く覚えて無いけれど、撮影前に喧嘩になった。

僕が覚えているのは

今日はもうやめよう、帰ろう。

とりっこちゃんに伝えた事。
物凄く悲しげな顔をしてたのを覚えてる。

せっかく街に繰り出しては来たけど、撮影を中止して帰る事にした。

りっこちゃんを乗せた車中でも全く会話が出来なかった。

運転してる僕の目に飛び込んで来たのは、ちょう

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写真の産まれ方#6

写真の産まれ方#6

フリーカメラマンの仕事と、プライベートでの作品撮りを並行して行なっていたこの時期。

正直、仕事が思う様にうまく行ってなかった。
仕事が無い分、とにかく作品撮影に時間を費やしていた。

きっと僕は既に、"もう長くはないのかも"と心のどこかで気付いていたのかもしれない。

だからこそ、自分が撮りたいモノ、残したいモノを早く見つけたかったのかもしれない。

2018年12月

カフェあるんだよ

カフ

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写真の産まれ方#5

写真の産まれ方#5

行きたい場所に、来たい服を着て行く。
これが何より自然体なのでは?と思ったのでこの時期はノープラン撮影がとても増えた。
衣装合わせもしない。
とにかく最優先は"自然体"。
ストロボも持ち歩かなくなった。 

きっと僕は、変化を求めて始めていた。

2018年11月

インスタグラムに関する会話は増えた気がする。

そりゃそうだ。
僕もりっこちゃんも連日撮影した写真を投稿してる。
伸びる写真もあれば

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写真の産まれ方#4

写真の産まれ方#4

この日の撮影は珍しく、事前の衣装合わせ、美容室でのフルメイクという気合いの入れようだった。
この頃の僕は、自分が何を撮りたいのかまだハッキリと見えてなくて、手探りに色んな撮影を試していた。
普段の姿とのギャップに戸惑うりっこちゃんと、普段の撮影との違いに戸惑う僕とで産まれた写真です。

僕達2人は、美容室の開店と同時にヘアメイク、フェイスメイクを済ませ、衣装に着替えて撮影に挑んだ。

この時期の僕

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写真の産まれ方#3

写真の産まれ方#3



2018年10月末

りっこちゃんは"モデル業"を頑張りたいってよく話してくれる。

お芝居のレッスンが楽しかったです

ウォーキングの練習がダメダメだった

結婚式でメモリプレイやるんです

とよく連絡をくれるようになった。
僕はりっこちゃんに、広島のポートレートカメラマンを何人か紹介した。

もっとこの人は経験を積んだ方が、より力を付ける気がすると思って。

尾道で撮影決まりました!
ケン

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