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AIが教えてくれた一休さんの書の話
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10年ほど前までは教科書で勉強し(情報を得て)、昨年までは動画で勉強し(情報を得て)、今年2024年からはAIで勉強する(情報を得る)時代になる!(意訳です)というようなことを学者でありメディアアーティストである落合陽一さんがおっしゃっていました。
AIと書道は程遠い存在・・・?そんな気もしますが、筆者は、AIについてはひとりの現代人としてとっても気になっています。
前回もこんな記事を書いてみました↓↓↓
AIはしれっと間違ったことを言うこともあるし、情報を精査できないヤツが使うと危険!という見方もありますが、いつの時代だって新しい技術をトライアンドエラーで繰り返し使い倒して、便利で豊かになってきたのではと思います。
この話のYouTube動画はこちら↓↓
AIに「書道の面白い話聞かせて」と聞いてみた
「書道の面白い話聞かせて」と聞いてみると、一番最初に出てきたのが一休さんの話。
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一休さんと言えば、まるこめ頭の愛されとんち小僧。アニメの影響でそんなイメージをお持ちの方も多いと思いますが、実はかなり風変わりな異端者だったこともよく知られています。
▼一休宗純(いっきゅうそうじゅん)
1394-1481年。京都生まれ。
室町時代の臨済宗の僧侶。
出自は後小松天皇の落胤(らくいん※)と伝えられている。
※落胤:父親に認知されない子ども。正式な血統の一族とはみなされない。
・・・どのくらい破天荒だったかというと・・・
殺生が禁じられた仏道で刀を持ちながら歩き、めでたい正月にドクロをつえの先に付けて歩き、肉を食べ、酒を飲み、女を犯すなどなど、戒律は犯しまくりだったとか。
でもこういった奇行ばかりでなく、根は慈悲深く真面目で、皆から愛されていたとも言われている。
そして、一休さんは書にも優れていました。
ここまでは筆者もざっくり知識としてあったのですが、AIが教えてくれたのは一休さんの「尊林」という書についての話でした。
一休宗純墨跡「尊林号」
一休さんが可愛がっていた一羽の雀が死んでしまった際、一休さんは酷く悲しんだそう。そこで、人間を弔うのと同じように、雀に「尊林」という号を与え冥福を祈ったのだとか。
その時の書がこちら。
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公益財団法人荏原畠山記念文化財団 畠山記念館
▼墨蹟(ぼくせき)
墨の跡、広義では書道作品全般を言うが、日本では特に禅僧が書いた書を指すことが多い。「禅林墨蹟(ぜんりんぼくせき)」とも言う。
肉厚、重厚、どっしりとした威厳のある書が多い。
一休さんの書は一般的に、奔放で自由闊達な独自の書風と言われます。しかしこの「尊林」はバサバサした筆(竹筆?)で書いてはいるものの、一画ずつ実直に力と思いを込めて書いているのが見て取れます。
「尊」の最初の二画は、雀の形を模しているのではと言われています。
AIに話のとっかかりを頂けた
AIには「書道の面白い話聞かせて」と問い、ざっくりと一休さんと雀の尊林の話をしてくれました。本記事はそれを元に筆者が調べたものです。本当は、「AIに聞いた」なんてくだりはカットしても良いのでしょうけれど、AIに敬意を払ってここに書いておくことにします。
※AIもネット上の情報から引っ張ってきているだけなので、元のさまざまな情報にも感謝。
また筆者は元々禅僧の墨蹟に興味があるのですが、これを機に図録を買ってみたり、畠山記念館で本物見てこようかなあと思っています。(と思ったら畠山記念館は2024年頃まで長期休館とのこと・・・!)
目的があるときは検索、漠然としたことはAIに聞くと良いのかも
「一休宗純という僧侶について知りたい」という目的がはっきりしている場合には、自分で検索をかけた方が現時点では早いと思います。
しかし、「何か面白い話して」とか「暇だからやることない?」とか、そういった漠然とした質問をAIに投げかけてみるのは良い気がします。
普段筆と墨を使って手書きで文字なんかを書いているのがシゴトの筆者ですが、AIとはもっと仲良く楽しめていけたらなあと純粋に思っています^^
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