霧に包まれて 【八甲田 24/8/5】
先日、青森県もようやく梅雨が明けました。
去年よりも11日遅かったそうです。
まとまった雨はあったものの
そこまでたくさんは降ってないので、
梅雨だなぁと実感することはないまま
いつの間にか明けちゃったって感覚です。
梅雨が明けてカラッと晴れるかと思いきや
今日はかなり濃いめなヤマセの1日。
久しぶりのヤマセの濃霧を楽しむべく
標高を上げて八甲田山のブナ林へ。
この朧げな雰囲気がたまらんのです。
6月頭のヤマセの時にもこの場所に来ていましたが
同じヤマセでもかなり雰囲気が違います。
↑この時は午前中で今日は夕方だったので
時間による明るさの違いはもちろんありますが、
一番大きな違いは葉っぱの成熟具合。
厚くなった葉に光が遮られることや、
新緑から深緑への色の変化が霧に表れています。
ヤマセの森の中には心地よい雨の音が確かに
響き渡っていたんですが、雨は降っていない。
濃い霧の水滴をたくさんのブナの葉が受け止め、
葉から落ちた水滴がまた別の葉を叩く音が
雨の音のように聞こえていたんです。
それだけでなく、雨の日ならではの
樹幹流も発生していました。
↑この時は滝と呼んで差し支えない勢いの
樹幹流が発生していましたが、
今日はか細い筋が数本だけ。
流れていないように見えますが、
指をあてるとポタポタと雫が滴ります。
ヤマセがとびきり濃くなった瞬間。
50m先は灰色の闇。
ここまで濃いヤマセはほんとに久しぶり。
さらに明日、明後日もヤマセが続く予報。
まだまだ満喫させて頂くとしよう(^^)