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私の推し菌③ ウスキブナノミタケ

愛して止まないブナの実を求めて
這いつくばるような低い目線で
森の足元をつぶさに観察していると、
可愛いらしいキノコに出逢いました。

その名もウスキブナノミタケ。

橅(ブナ)の実から生える
淡い黄色の茸で淡黄橅実茸。

そう、ブナの実から生えるキノコがあるのです!

ホントに生えてる!!

キノコが生えているブナの実と
今年のブナの実を比べると全然違う。
生えてる方は栄養全部持っていかれたのか
ひしゃげたような形になっていました。

土汚れが付いている部分が地下部で
軸のグラデーションが見事な部分が地上部。
ちぎれないように掘って、実から出てることが
わかるようにお掃除するのが結構大変。

地上部だけ見ると短いけど
実は結構ひょろ長なキノコなんです。

去年のブナは大凶作でまったく実がないと
思っていたけど、このキノコがいるということは
ほんの少しだけでも実りがあったのかな?

ブナの大木の根元

元は同じ実から始まったのに
片や大木、片やキノコ。

ウスキブナノミタケの周りには
今年の実りがたくさん。

前年に埋まってしまった実から発生するので、
来年の今頃は今年の大豊作の影響を受けて
足の踏み場もないくらい発生しているかも!


シトシト雨の中撮影していたんですが、
おかげでユニークな一本に出逢えました。

頭でっかち!

傘の上に雫を乗せたキノコはたまに見るけど、
傘の下に雫を蓄えているようなのは初めて!

雫の中の傘にピントを合わせると柄がボケて
頭でっかちなキノコになっちゃいました。

ユニークな一枚が撮れて大満足!


ブナの実愛好家として、
ブナの実から生えるキノコは
推さないわけにはいかんでしょう!(^^)



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