キノコで夜遊び 【奥入瀬 24/10/5】
待ちに待ったツキヨタケの発生が
今年もはじまりました(^^)
↑去年の発生時期とほぼ同じくらい。
5〜6年前と比べると約1ヶ月くらい
発生が遅れるようになってきました。
奥入瀬渓流や八甲田山の森の中のあちこちに
マーキングしてある樹があったのですが、
まさかの灯台下暗しでホテルのすぐ側の森に
いつの間にか発生していたツキヨタケ。
足元ばっかり見てるから気付かなかったんだな〜
絶好の場所に発生していて、ホテルから徒歩3分
車道と遊歩道のすぐ側という抜群のアクセス。
ツキヨタケの状態もこれ以上なく良いし、
月のタイミングもばっちりときたら
そりゃ撮りに行くしかない!
おや…?
なんかちょっと変な感じ…。
本当ならもっと蛍光色に写るはず。
原因は背後の電柱に設置された電灯。
好アクセス過ぎたのが仇になりました泣
まあまあ離れていたので大丈夫かなと
思っていたんですが、予想は外れて影響大。
写真でかろうじて発光が分かるぐらいで、
肉眼では発光しているのかどうか
ほとんど分からなくなってしまいました。
さすがにツキヨタケ撮影の為だけに
電灯を隠すわけにはいきませんから、
この場所は諦めてすぐ近くの別の場所へ。
日中のキノコツアーで見つけてあった
ツキヨタケスポットがあるのです。
ツキヨタケの分かりやすい特徴のひとつが
根元に黒いシミがあること。(稀にないヤツもある)
分かりやすく解説する為に1枚拝借して
半分に裂いたものを地面に置いておきました。
発生元の倒木から離れてしまって
さらに半分に真っ二つのツキヨタケ。
なんと、まだ光るんです…!
一番上手く撮影できたのは
この裂けたツキヨタケでした笑
裂けた断面は発光せず、ヒダの部分だけが
発光していることがよく分かります。
胞子を運んでもらう為の戦略に
発光が関わっているんだろうか?
夜のツキヨタケを照らすと虫はたくさんいるけど
光に釣られているのか臭いに釣られているのか…
キノコが光るメカニズムは最近の研究で
ある程度分かってきていますが、
発光する理由はよく分かっていません。
ツキヨタケの撮影にはある程度時間がかかるので
あれこれ考えながら待つのが楽しいのです。
この日は星空もパーフェクトに美しかったので
ついでに撮影していたんですが、
撮影中に思わぬサプライズに遭遇。
(熊が出たとかじゃないですよ笑)
また明日の記事で紹介します(^^)
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