ミクロなブドウ 【奥入瀬 24/10/14】
昨日の蜜柑がまさかの葡萄に!?
真っ白なブナハリタケを蜜柑色に
してしまっていたこちらの変形体。
昨日の記事では左側のブナハリタケに
ターゲットを定めたと言っていましたが、
よく見たら右側の方にも伸びてましたね。
さて、このドロドロはどう変化していくのか。
一昨日の日中に確認していた変形体の変化を
追いかけてみました。
もう初っ端から驚きです。
平面的だったドロドロが
突如として立体的に変化。
掃除に使うハンディモップみたいな印象。
なぜこんな遅い時間かというと
平行してツキヨタケ撮影もしていたから笑
そして翌朝、さらに驚かされます。
(ちょっと苦手な人いるかも…)
めっちゃ変化してる!!
筋子みたいになっちゃった!
これはまだ未成熟な状態で
ここからもうひと変化。
最後は青味のある紺色のような色合いに。
あの蜜柑色のドロドロが最終的に
こんな状態になるなんて
誰も予想できないでしょ!
正直意味わからないもん笑
この劇的な変化を見せてくれた粘菌は
ブドウフウセンホコリといいます。
ブドウの房のような子実体が垂れ下がる様子から
名付けられた名前なんでしょう。
何も知らずにこんなの発見してしまったら
とんでもない卵を産む虫がいるんだな…と
勝手に勘違いして敬遠してしまいそう。
ディズニー作品の『カールじいさんと空飛ぶ家』の風船を思い出しました。
一粒一粒カラフルだったら良かったのにね笑
ブドウはブドウでも巨峰とかじゃなくて、
小粒の実がたくさんついたデラウェアって感じ。
このブドウフウセンホコリを知ったのは
もう何年も前で、十和田湖でのカヌー中に
初めて出逢ったことを未だに覚えています。
今回がそれ以来ぶりの二度目の出逢い。
至近距離でじっくり撮影、観察できてハッピー!
このグリーンシーズンの粘菌観察は
おそらくこのブドウフウセンホコリが最後。
最高の大トリでした(^^)