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ミクロなブドウ 【奥入瀬 24/10/14】

昨日の蜜柑がまさかの葡萄に!?

真っ白なブナハリタケを蜜柑色に
してしまっていたこちらの変形体。

ドロリドロリ…

昨日の記事では左側のブナハリタケに
ターゲットを定めたと言っていましたが、
よく見たら右側の方にも伸びてましたね。

さて、このドロドロはどう変化していくのか。

一昨日の日中に確認していた変形体の変化を
追いかけてみました。

もう初っ端から驚きです。

12日 21:00頃

平面的だったドロドロが
突如として立体的に変化。

掃除に使うハンディモップみたいな印象。

なぜこんな遅い時間かというと
平行してツキヨタケ撮影もしていたから笑


そして翌朝、さらに驚かされます。
(ちょっと苦手な人いるかも…)

13日 7:00頃

めっちゃ変化してる!!
筋子みたいになっちゃった!

これはまだ未成熟な状態で
ここからもうひと変化。

14日 6:00頃

最後は青味のある紺色のような色合いに。

あの蜜柑色のドロドロが最終的に
こんな状態になるなんて
誰も予想できないでしょ!

正直意味わからないもん笑

この劇的な変化を見せてくれた粘菌は
ブドウフウセンホコリといいます。

ブドウの房のような子実体が垂れ下がる様子から
名付けられた名前なんでしょう。

未熟な時は風船っぽいかも

何も知らずにこんなの発見してしまったら
とんでもない卵を産む虫がいるんだな…と
勝手に勘違いして敬遠してしまいそう。

ディズニー作品の『カールじいさんと空飛ぶ家』の風船を思い出しました。
一粒一粒カラフルだったら良かったのにね笑

青くなると確かにブドウかも

ブドウはブドウでも巨峰とかじゃなくて、
小粒の実がたくさんついたデラウェアって感じ。

このブドウフウセンホコリを知ったのは
もう何年も前で、十和田湖でのカヌー中に
初めて出逢ったことを未だに覚えています。

今回がそれ以来ぶりの二度目の出逢い。
至近距離でじっくり撮影、観察できてハッピー!

このグリーンシーズンの粘菌観察は
おそらくこのブドウフウセンホコリが最後。

最高の大トリでした(^^)



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