いつかの思い出 【2019年12月】
昨日の空飛ぶオナガガモご一行を見て
とある素敵な記憶が蘇りました。
それは2019年、12月の思い出。
真の雁と書いてマガン。
冬に日本に渡ってくる水鳥で、
わざわざこの鳥に逢う為だけに
宮城県の伊豆沼へ車を走らせました。
きっかけは妻のおばあちゃんが住む
札幌のお家で目にしたカレンダー。
へぇ〜。こんな素敵な所があるんだ〜。
美唄市?それはさすがに行けないか…
飛んでる鳥はマガンっていうのか。
あんまり知らないからひとまず調べてみよう。
なになに?宮城県に国内有数の越冬地が…
宮城県!?行けるやん!!!
すぐにカレンダーの写真を撮って
鳥好きのガイド仲間に共有して、
マガン旅行計画を立てたのでした。
日付が変わる前に青森を出発して
5時頃には着いたんだったかな。
どうやら伊豆沼にたくさんいるらしい
という情報だけを持って到着したので、
マガンがどの方角に飛んでいくのか、
どこが撮影ポイントに適しているのかなど
全然分からなかったんですが、
とりあえずそれっぽい場所を見つけたので
そのまま待機してみることに。
まだ日の出前でほとんど分からないけど、
どうやら遠くに鳥はたくさんいる様子。
空が白み朝焼けが始まると
マガンらしき鳥の群れが
ちょっとずつ飛び始める。
運良く自分達の方向に飛んできてくれるので、
場所選びは間違ってなかった!
(入念に下調べしとけよな笑)
しかし、ちょびちょび飛んでいくだけで、
一斉に飛び立つような様子はない。
不安になりながら待っていると…
遠くの空にまとまった群れが見えてきた!
と、次の瞬間!
目の前の群れが後に続くように
慌ただしく飛び立っていく!
すごいよ!すごすぎるっ!!
こんなにすごいなんて聞いてない!笑
飛び立ち直後はワーキャー大騒ぎだったものの
途中からはもう言葉を失くしてただただ感動。
本当にすごかった。
ほんの10分足らずで沼は空っぽ。
今でも鮮明に記憶に残る圧巻の10分間でした。
たった1回のチャンスで
(しかもまともな下調べナシで笑)
こんな光景に出逢えたなんて
奇跡としか言いようがない。
私の人生の中でTOP3には入るであろう
感動の思い出のひとつでした。
宮城県には今年4月に界 秋保が開業しています。
伊豆沼からはほんの少し遠いけど、
ちょっとリッチなマガン旅行にぜひ笑