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【2歳育児日記】スイミングスクールに通わせたかった話

2024年7月頃から、療育機関に通い始めた2歳の娘・はなちゃん。

療育の時間が休日の昼間なので、必然的に朝から一日中お出かけ等が出来なくなってしまった。

療育の時間がまた微妙で、お昼寝タイムにかぶってしまうこともしばしば。

そこで考えついたのが「朝から思いっきり体力を使って、寝て、そして療育というスケジュールにすれば良いのでは?」という計画。


▼療育に繋がるまでの話はこちら▼



そこで、考えついたのがスイミングスクールだった。

ちょうど猛暑の夏。はなちゃんは保育園やお家プールが大好きで、おむつもほとんど取れている。

広いプールではまだ泳いだことがないけれど、絶対喜ぶぞー!ということで入会を決めた。


レッスンの時間枠が療育の時間にかぶらないスイミングスクールを見つけて、問い合わせてみると、3日後までに入会すれば無料で水着がもらえるキャンペーン中らしい。


これは良いタイミングということで、次の日に体験レッスンを入れてみた。


しかし、まさかの発熱。


当然レッスンは欠席したものの、入会キャンペーンは3日後まで...。私は考えた。とりあえず入会して、水着はもらっておいた方が良いのでは?(通常だと¥5000ぐらいする)

短絡的で猪突猛進な私は、体験授業をすっ飛ばして目の前の「水着無料」に釣られて入会を決意した。

はなちゃんは水大好きだし、スイミングも楽しめるだろうと信じて。



初めてのレッスン日。

かわいい子供水着を着て、水泳帽を目深に被り、ちょっと顔がひしゃげたはなちゃんはとっても可愛かった。

同じクラスの子供は3人で、はなちゃんより大きい年上の年少〜年中の男の子だった。

初めての大きいプールに緊張はしていたようだけど、きちんと先生の言うことを聞いて一生懸命足をバタバタしていた。


「プール楽しかった?」
「うん!」


この時はとても楽しそうだったので安心していた。


問題は2回目のレッスンだった。


その日、私は付き添いに行けなかったので、夫が行ってくれた。

帰ってきてから、はなちゃんの様子を聞くと、「ずっと先生に抱っこでくっついていた」らしい。先週は楽しそうだったのに、今週は不安そうだったと。

さらに、「スイミング行くよ」と誘うと、泣いて嫌がったとのこと。(夫が無理やり連れて行ってくれた)


どうしたんだろう、なんか気分が乗らなかったのかな、と話していたのだが、また次の週。



「いやだぁあああ!スイミング行かないいい!!」


号泣して嫌がるはなちゃん。保育園の時も行き渋ったりはするが、こんなに意地でも行かないという姿勢は初めて見た。

何度も説得を試みたけど、行かないの一点張り。
先週は旦那がこの状態から連れて行ってくれたらしいが、私はもう面倒になって諦めてしまった。


折角準備した、はなちゃんの大好きなミッキーのスイミングバッグや、かわいいくまさんバスタオルなどを怒りに任せて床に投げつけて「じゃあ行かなくていい!!」と、はなちゃんを怒鳴りつけた。

「まだ入会して2回しか行ってないのに」とか、「今辞めると、退会期限を過ぎてるから1ヶ月分の月謝を無駄に払うことになるのに」とか、「楽しんでくれるだろう」という気持ちを裏切られたこととか、色んなことに苛立ってしまった。

でも、全て私の勝手な押し付けに過ぎなかった。

理由はわからないけど、はなちゃんにとってスイミングスクールは楽しい場所かなかったのだと思う。

その証拠に、「〇〇(療育施設名)に行く時間だよ」と言うと、すぐさま靴下を履いて、嬉々として玄関へと駆けて行ったのだ。



翌週もスイミングに行くよと声がけしたが、やっぱりダメだった。どうしても嫌らしい。

私は諦めてその時点でWEBから退会ボタンを押した。さらば、2万円...。



私は高校時代水泳部だったこともあって、水泳が大好きだ。だから、はなちゃんにも水泳を好きになってほしかった。でも、ダメだった。

これから子育てをしていく上でこんなことはいっぱいあるのだと思う。

「習い事は子供が興味を持ったことを尊重して、好きなことを伸ばしてあげたい」

妊娠中に語った理想の両親像は、結局は机上の空論で、いざそういう場面に遭遇すると普通に苛立ってしまった、親レベルが低すぎる私。

はなちゃんに無理強いしてしまったことを反省しつつ、プールを嫌いにはならないように、家族で市民プールに遊びに行ったりしてみた。市民プールは大好きなようで、浮き輪で大はしゃぎしていたはなちゃん。

いつか聞いてみたい。スイミングスクールの何がそんなに嫌だったんだろう...。

まだまだ親として未熟さを感じた出来事だった。

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