似島のお話!(観光編)
広島以外の方に似島と言っても「?」となることだろう。
似島(ニノシマ)とは広島湾に浮かぶ(浮かんではいないが)甘食のような形の島である。
広島港から約3km沖にあり、島の周囲は10〜11kmほど。
人口は約730人。とても小さなコミュニティである。
愛媛から広島に異動になり、しまなみ海道も興居島も遥か遠くになってしまった私。
どうしたものかと思案して、まずは一番近い島「似島」に行ってみようと思い立った。
島の形をご覧いただくとお分かり頂けると思うのだが、この島はサイクリングだけでなく軽登山も出来るからだ。
島=山と言っても過言ではない地形。広島生まれ広島育ちのくせに、今まで一度も行ったことがないというのは何とも情け無い話である。
今回似島に行った本当の理由は別にあるのだが、それについては次回に述べるとして、とにかく観光としての似島はとても楽しめる島だった。
宇品港で往復切符を買う。片道大人450円、自転車160円だ。なお、似島に降りたらレンタルサイクルもある。
フェリーはほぼ1時間に一便程度出てるのでとても使いやすい。
宇品港を出発し「フェリーいつ加速すんのかな?」なんて思ってると、加速しないまま似島に着く。約20分の徐行運転だ。
似島に着いたらそこが似島のメインストリートだ。
似島待合所のそばにはキッチンカー(フランクフルトや揚げたこ焼き)や似島が誇るバウムクーヘンなど✨
なぜに似島でバウムクーヘンなの?なんて誰しもが首を傾げるだろう。
実は第一次世界大戦時に大阪のドイツ人捕虜収容所に収容されていたユーハイム氏はその後似島のドイツ人捕虜収容所に収容された経緯がある。
このユーハイム氏こそが日本にバウムクーヘンを持ち込んだ方なのである。
これは歴とした事実であり、似島はバウムクーヘンの島と言っても過言ではないだろう。
今回私は愛車1号機(折り畳み自転車)を持ち込んだのだが、宇品港までは自転車を車載した。
港の駐車場は250台ほど車が停められるし、マックスで1,000円しか掛からない。利用するのが正解だろう。
島に到着し、あとは左だろうが右だろうが好きな周り方をして欲しい。
観光地していない島の空気を全身で感じながら走れるはずだ。勾配もほとんどないので軽快に走れる。
港の真裏側には青少年センターや色んな公共施設がある。
どれも広島市が予算を使って綺麗に作ってあり、本当に良い施設だ。
島のあちこちに猫がいるのだが、猫達は少し人見知りする。
近寄ってくるのだが、一定の距離を置く奥ゆかしさ。
島の形からわかるように、島の外周の道のすぐ横が山になるので基本的に木陰が本当に多い。
薄曇りだったので今日は少し肌寒かったが、逆に夏はかなり救いになるはずだ。
周囲約10キロなので、ウォーキングや軽いジョグでも全然アリだと思う。
港のすぐそばから登れる島の本体「安芸小富士」は標高約200mなのだが、意外に傾斜があり楽しそうだった。
次は徒歩で来て登ろうと思っている。
これからとても良い季節が来る。ちょっと島気分を味わいたい人はぜひ似島に訪れてみて欲しい。
私が本日伺った目的とこれからの似島については次回書かせて頂こうと思う。
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